今月末に操業終了を迎える南足柄市怒田のアサヒビール神奈川工場(敷地面積約41万2千平方メートル)で19日、工場内での商品製造が終了した。
同日午後には最終製造セレモニーが行われ、アサヒグループジャパンの濱田賢司社長や南足柄市の加藤修平市長、社員ら約40人が参加。最後に充填(じゅうてん)された「アサヒスーパードライ」1箱(350ミリリットル24本)がベルトコンベヤーで運ばれていく様子を見守った。
神奈川工場ありがとう。20年間お疲れさまでした─。
箱詰め工程の製造ラインで最後の一箱が倉庫へ運ばれると、同社長らによってくす玉が割られた。阿部理副工場長は「これまでたくさんのビール類を製造し時代を支えてきた。社員らメンバーはじめ、工場を支えてくれた多くの方々に感謝申し上げたい」と声を詰まらせながらあいさつした。