坂口健太郎、“誰かの想い”が見える不思議な力を持つ青年に 「サイド バイ サイド 隣にいる人」公開決定

坂口健太郎が主演を務める映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」が、2023年4月14日より劇場公開されることが決まった。

「サイド バイ サイド 隣にいる人」は、リアルとファンタジーが混在した内容の作品。そこに存在しない“誰かの想い”が見える青年・未山は、体の不調に悩む人やトラウマを抱えた人を不思議な力で癒やし、恋人で看護師の詩織とその娘・美々と静かに暮らしていた。そんな未山はある日、高校時代の後輩で、遠く離れた東京で活躍するミュージシャン・草鹿の”異質の強い想い”を感じる。草鹿と対面した未山は、過去に未山と恋人・莉子が遭遇した事件のいきさつを明かされ、それ以来一度も会うことがなかった莉子と再会を果たすことになる。

「世界の中心で、愛をさけぶ」の脚本などで知られる伊藤ちひろがオリジナル脚本を書き下ろし、自ら監督も務めた。主人公の未山を演じるのは、坂口健太郎。かつて起きたある事件がきっかけで、未山の前から姿を消していた元恋人・莉子を、乃木坂46からの卒業発表後初の映画出演となる齋藤飛鳥が演じる。そのほか、未山と生活をともにしている看護師の恋人・詩織に市川実日子、高校時代の後輩でミュージシャンとして活動している草鹿に浅香航大、詩織の娘・美々(みみ)に磯村アメリが顔をそろえる。

坂口健太郎らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■坂口健太郎(未山 役)
登場人物それぞれに、未⼭という像があり、どれも真実でどれも嘘のような、
彼が何者なのかをみんなで模索し、答えを導き出す旅をしているような不思議な体験でした。
この作品ならではの世界観に浸ってもらえると嬉しいです。

■齋藤飛鳥(莉子 役)
わかるような、わからないような
わかりたいようで、わかりたくないような。
曖昧で切なくて、美しい体験をさせていただきました。
見てくださるみなさんにも、そんな体験が待っていますように。

■浅香航大(草鹿 役)
とても不思議な作品でした。
正直、台本から仕上がりの想像がつかない映画で、出来上がった作品を見て泣いてしまうとは想像していませんでした。
伊藤ちひろ監督とは昔からの付き合いですが、伊藤さんの頭の中にこのようなものがあったなんて、驚きです。
泣いてしまったと言いましたが、前向きに、この地球に生きている自分を愛してあげたくなるような映画でした。

■磯村アメリ(美々 役)
スタッフさんとトランプしたり、ご飯食べに行ったり、カエルをみせてもらったり、みんなが沢山遊んでくれて、毎日楽しいお仕事でした!
未山くん(坂口健太郎さん)はいつも抱っこしてくれて、牛を触らせてくれたり、隠れんぼしたりいつもいっぱい遊んでくれました!未山くんのお腹でお昼寝するシーンは本当に眠くなっちゃって未山くんって、優しくて天使だなって思いました。
監督さんが美々がアメリで良かったって言ってくれたのが嬉しくてアメリも美々になれて嬉しかったです。
監督さん優しくて大好きになっちゃったから、バイバイが嫌で最後泣いちゃいました(笑)

映画を観て、アメリは最後感動して泣いちゃいました。
楽しくお仕事できたから楽しくみんなで観てください♪

■市川実日子(詩織 役)
光がきれいな初夏の長野で、撮影をしました。
口下手で繊細な心を持つ監督が、もっと饒舌な方だったら。このお話もこの映画も生まれていないんだろうなと感じています。
目に見えるもの、見えないもの。ひとの強さや優しさ、美しさ。言葉で形容しがたいものを、探し体感し続ける旅のようでした。
公開をたのしみにしていただけたら、うれしいです。

■伊藤ちひろ(監督・脚本・原案)
これは坂口健太郎さんの持つ圧倒的な透明感に魅了されてできた作品です。
未山というキャラクターは、主人公でありながら、物語のなかでもっとも謎に包まれた存在ですが、その神秘性や繊細さのような、そういった言葉にはなかなか表しづらい複雑さを、坂口さんはとても丁寧に表現してくださいました。
サイドバイサイドというこの映画のタイトルは「隣にいる」という意味があります。
自分の隣にはいま誰がいるのか、これまで誰が隣にいたか、人生を振り返ったらどんなひとのいくつの横顔が浮かぶのか、そして誰にいてほしいと感じるのか。
距離感の取り方を意識する時代のなかで、そういったことを、ふと考えます。
素晴らしい演者の方々の色鮮やかな感性の力により、その隣にいる様々な関係を豊かにつくっていくことができました。

■行定勲(企画・プロデュース)
脚本は、伊藤ちひろ監督ならではのマジックリアリズムを用いた世界観が面白く、重くなりがちな背景をおかしみを交えたユニークな表現で中和させる卓越したものだった。
坂口健太郎演じる主人公の未山くんは、無口で透明感のある風貌とその佇まいだけで惹きつけられる圧倒的な魅力があった。素晴らしいキャストによって作られていく澄んだ空気に相まって、長野の美しい自然に拘って撮られたロケーションに癒される作品になったと思います。コロナ時代を生きる私たちの心に響く映画になることを切に願います。

【作品情報】
サイド バイ サイド 隣にいる人
2023年4月14日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2023『サイド バイ サイド』製作委員会

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