「このままでは資産が差し押さえられるので一旦私に預けてください」80代女性が約8800万円だまし取られる

広島市に住む80代の女性が、弁護士を名乗る男らから特殊詐欺の手口で現金およそ8800万円をだまし取られていたことがわかりました。

現金をだまし取られる被害にあったのは、広島市中区に住む80代の女性です。警察によりますと、去年12月上旬ころ、女性に「介護施設の入居権に関して名義を貸してください」と住宅メーカーを名乗る男から電話がありました。

女性が承諾すると、後日、介護施設職員を名乗る男から「名義貸しは犯罪です」と言われ、現金を要求されました。

さらに、介護施設の顧問弁護士を名乗る男から「このままでは資産が差し押さえられるので、一旦私に預けて下さい」などと言われたことから、女性は、現金合わせておよそ8800万円を5回に分けて宅配便で送ったということです。

その後、男と連絡がとれなくなったことから、女性が警察に相談したことで、被害が発覚しました。

警察は、「電話で現金に関する話が出た場合は必ず誰かに相談をしてほしい」と呼びかけています。

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