【嵐の寄付】愛され続ける国民的アイドルの寄付活動とは

嵐とは

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嵐は、誰もが知る日本を代表する男性アイドルグループです。 メンバーはリーダーの大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の計5人のアイドルグループであり、老若男女幅広い世代からの絶大な人気を誇っています。そのグループ名は、世界中に嵐を巻き起こすという願いを込めてつけられました。結成から20年、誰一人として欠けることなく続いてきた5人だからこそのコンビネーションの良さがファンを惹きつけます。

1999年、ハワイにてクルーズ客船でのデビュー会見で注目を浴び、シングル「A・RA・SHI」でメジャーデビュー。2009年『第60回 NHK紅白歌合戦』に初出場。同年、『第42回 オリコン年間ランキング2009』で、シングル、アルバム、DVD、アーティスト・トータルセールスでそれぞれ1位を獲得しました。史上初の4冠を達成するなど、名実ともに国民的アイドルグループのひとつに成長を遂げました。各メンバーがソロとしても、映画やドラマなどで主演を務め、それぞれが活躍を見せており、2020年12月31日をもって活動休止してもなおその人気は健在です。

そんな日本が誇るアイドルグループ嵐ですが、寄付などのチャリティー活動にも熱心に取り組まれていることをご存じでしょうか?今回は嵐のチャリティー活動について紹介して参ります。

嵐が行ってきた寄付活動

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嵐は2011年から毎年、「嵐のワクワク学校」というチャリティーイベントを行うなど、東日本大震災や熊本地震の被災地にも寄付してきました。以下ではそれらのごく一部について紹介していきます。

観光立国ナビゲーターとしての活動

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嵐は、2010年より訪日観光の魅力をPRする「観光立国ナビゲーター」に就任。メンバーを主役に、観光立国教育をテーマとする図書「ニッポンの嵐」を制作し、全国の小・中・高等学校等へ寄贈しました。内容は、嵐が自らの興味を主題に日本国内を訪ねた“ニッポンを再発見する”旅の記録。東日本大震災の被災地復興支援に役立てることはできないか、というメンバーからの提案により発売が決定しました。収益のすべては東日本大震災の復興支援のために寄付されています。

また、東日本大震災直後から多くの国や地域からのご支援に対し、日本人の深い感謝の気持ちを込めたメッセージフィルム『Message from Japan』への出演もしました。

義援金20億円、嵐のワクワク学校とは

嵐のワクワク学校とは、2011年の東日本大震災の影響による電力不足を受けて、東京ドームでのコンサートを中止する代わりに始まったチャリティーイベントです。出演は嵐のメンバー5人のみで、電力を極力使わないことを前提に、バラエティ番組の延長のような形のイベントとなりました。

授業内容は、メンバーそれぞれが工夫を凝らしたものになり、二宮先生は「ドキドキの授業」として、自らの心臓をCTスキャンで公開。心拍数を計るなどして、生徒たちとともに人体への理解を深めました。

また、自身のポッコリとしたお腹を披露して、ファンの驚きと笑いを誘う一幕もみられました。ほか、松本先生は「ビリビリの授業」として電気をテーマに、相葉先生は「モグモグの授業」としてお肉をテーマに、櫻井先生は「パチパチの授業」として拍手をテーマに、そして大野先生は「モシモシの授業」としてコミュニケーションをテーマに、それぞれユニークな授業を行いました。

ワクワク学校の収益の一部について嵐は、これまでも東日本大震災や熊本地震などの復興支援義援金として被災地に贈呈してきており、今回を含め8年間で計約20億円に達しました。

あるイベント会社関係者は、5人の取り組みについてこう語っています。

「みんなテレビのイメージ通り、和気あいあいとして裏表がありませんでした。被災地の人とも同じ目線で接し、子どもたちにも優しいんです。できるだけ現地に足を運ぶことを心がけ、行けない時も教育委員会を通じて学校にノートや筆記用具を寄付するなど、常に被災地の人のことを考えていた印象です。」(イベント会社関係者)

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。嵐は誰もが認める国民的アイドル、やはりこうしたチャリティ活動に精力的な姿を見るとますますその魅力に惹かれてしまいますね。

特に2011年の東日本大震災以後、いがみ合いやライバル同士というギスギスした空気よりも、人々が安心感を求める傾向はたしかにありました。競争社会を生きながら、名実ともに仲の良さを“アイコン化”することで多くの人々の心を掴み、時代の空気をけん引していった嵐の功績は大きかったはずです。

そんな彼らの寄付活動のようにスケールの大きなチャリティ活動はできなくても、一回数百円から寄付などの支援ができる寄付先はたくさんあるので、誰もが寄付活動を始めることができると思います。

寄付活動に興味がわいたという方は、是非小さなところからでも寄付活動をはじめてみてはいかがでしょうか。

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