アウディジャパン、首都圏3カ所でケン・ブロック哀悼の意を込めS1フーニトロンを特別展示へ

　1月19日、アウディジャパンは世界で1台のみの『アウディS1フーニトロン』を1月21日から2月5日までの間、首都圏の3カ所で特別展示すると発表した。この車両は1月2日に急逝したケン・ブロックがジムカーナシリーズの最新作『エレクトリカーナ』で使用したものだ。

　WRC世界ラリー選手権やアメリカの国内ラリー、さらにラリーレイドやヒルクライム等さまざまなモータースポーツシーンで活躍したブロックは、一方でDCシューズの共同創業者でもあり、エクストリームスポーツ界にも大きな影響を残した。その活動の一環でもある『ケン・ブロック・ジムカーナ』シリーズは、Youtube上で多くの再生回数を誇っている。

　1月2日、スノーモービルの事故で急逝が伝えられたブロックだが、そんな彼が2022年11月にアウディとともに公開した動画が『エレクトリカーナ：ハイステークス・プレイグラウンド：ラスベガス』だ。アウディの名ラリーカーであるアウディ・クワトロS1をモデルに、アウディとブロック率いるフーニガンが作り上げた電気自動車『アウディS1フーニトロン』が、ラスベガスの街中で華麗な走行を披露している。

　その動画内で使用されたアウディS1フーニトロンが、1月21日から首都圏の3カ所で特別展示されることになった。六本木、二子玉川、横浜のみなとみらいというアクセスもしやすい場所で、イベントでは車両展示に加え、レーシングシミュレーターを設置。来場者によるタイムアタックチャレンジを実施し、目標タイムをクリアした方へ特別なプレゼントを用意している。

　この展示イベントは、ブロックへの哀悼の意を含む展示として開催される。