「みんなと共有したい!」が原動力 マルシェ「門司煉瓦マルクト」【北九州市門司区】

開催当初金継ぎ教室の先生と生徒さん数名で結成された「門司煉瓦マルクト」。2022年3月から拠点を門司港の「ZATTA ZISSE(ざったじっせ)」に移し活動中です。

1月20日~1月22日には「麦!麦!!麦!!!フェス!」と題して麦をテーマにしたイベントが開催されます。

出店者・利用者の想いを1つずつ実現

「門司煉瓦マルクト」の活動当初は、金継ぎのワークショップと併せて古道具、アクセサリーの販売など、数店が出店する小さなマルシェだったそうなのですが、出店者さんのお昼ごはんに、どこか良いお店がないかな?と、おいしいものハンターの主催者さんの計らいで、全国でも有名な「宗像堂さん」のパンの販売や新鮮なお野菜など、少しずつ飲食ブースも充実してきました。また、普段ではあまり目にしないような芸術作品なども登場しています。

「人に喜んでもらいたい!」「みんなに喜んでもらえることがマルクトの原動力」と話すのは、主催者のハコフネさん。毎月テーマを決めて、そのテーマにまつわるあれこれをチョイス。暮らしに役立つものや、クスリっと笑える面白いもの、厳選された魅力的な作品や食べ物を揃えています。ワークショップ企画もジャンルの幅が広く、会期中3日とも通いたい!というお客さんが続出とか。

出店者、利用者の「こんなのあったら良いね!こんなことしてみたいね!」を1つずつ実現しつつ、出会った人々の特技や才能を見いだし、「出店してみませんか?」とあたたかく迎える主催者さんの人柄でコミュニティが広がり、今ではフライヤーに載りきらないほどの出店希望が!

昨夏には子ども主体の「こどもマルクト」も

昨年8月には子どもたちが主体となった「こどもマルクト」が開催され、紙芝居、射的、めだかすくい、2代目パン屋さんやお茶屋さんのお孫さんが子どもならではのアイデアや工夫をこらして出店。

子どもたちのいきいきした姿と普段マルクトに出店している店主さんが子どもたちを見守りサポートしている姿など、見ていてとても微笑ましく、幼稚園や地域のバザー、学校の文化祭の延長のような、あたたかくアットホームな空間は、ワクワクやドキドキ、キラキラが溢れていました。

今月のテーマは「麦!麦!!麦!!!フェス!」

今月の門司煉瓦マルクトのテーマは「麦!麦!!麦!!!フェス!」。

昨年開催された「パンandコーヒー」のテーマを一段掘り下げて『~麦にまつわるものたち~』と題して、作り手、使い手、いろいろな視点から麦を楽しむマルクト流『麦フェス!』を開催予定とのこと。北九州の人気パン屋さんをはじめ、福岡、千葉、遠くは沖縄から…と、錚々たるメンバーが門司港に集結!(一部委託のパンもあり)。

最終日となる1月22日の午後2時~午後3時は、中津市、八面山の麓で自然栽培の小麦を作る「火水風土」阿部竜一さんのお話会(要予約)も♪

今月も「門司煉瓦マルクト」から目が離せませんね。マルクトの定期開催は、今月を含め残すところあと3回。会場の「ZATTA ZISSE」さんもとても素敵な場所です。見て、聞いて、感じて…「門司煉瓦マルクト」みんなで共有したいものですね。

最新情報は主催の「門司煉瓦マルクト」インスタグラムで確認できます。

■開催日時/1月20日(金)~1月22日(日)11:00~16:00
■会場/「ZATTA ZISSE」2階(北九州市門司区東港町4-68)
■入場料/無料
■駐車場/あり

※2023年1月20日現在の情報です

(ライター・Kohalu.7)

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