下地島空港の国管理案に「コメントは控える」 岡田沖縄担当相

 【宮古島】岡田直樹沖縄担当相が19日、宮古島市を訪れ、下地島空港や平良港など島内インフラの活用状況、市海業センターなど振興事業の状況などを視察した。国会議員から同空港の「国管理案」が出ていることについて、報道陣に問われた岡田氏は「沖縄振興を所管する立場からはコメントを控える」とした。

 下地島空港を巡っては11日に同空港を視察した自民党国防議員連盟事務局長の佐藤正久参院議員が、管理権を県から国に移行すべきだなどと主張していた。

 岡田氏は今回の下地島空港視察の目的について「あくまでも観光振興の観点から視察した。その他、安全保障などの観点ではない」とした。

 米軍が同空港の「使用届」を県に提出していたことについても「外交や安全保障に関する事項について具体的コメントは控えたい」とした。

 岡田氏は18、19日にかけて石垣市や与那国町、宮古島市を視察した。

 (佐野真慈)

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