プロゴルファー金井清一氏が82歳で死去 “公式戦男”5度のシニア賞金王

日本ツアー12勝、シニア17勝の金井清一氏が82歳で死去した(提供:日本プロゴルフ協会)

男子プロゴルファーの金井清一(かない・せいいち)氏が昨年11月30日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため川崎市内の病院で死去していたことが分かった。82歳だった。日本プロゴルフ協会が20日、発表した。

葬儀はすでに家族葬で執り行われた。喪主は妻・幸子さん。

国内男子ツアー12勝、シニアツアー歴代2位の17勝。2017年に日本プロゴルフ殿堂入りした。

“公式戦男”の異名も。写真は1996年「第一生命カップシニア」優勝時(提供:日本プロゴルフ協会)

新潟県出身の金井氏は独学で競技の腕を上げ、1965年のプロテストに合格。72年の日本プロで初優勝し、76年には4人によるプレーオフを制して2度目の日本プロ制覇を成し遂げた。その後も関東オープン(78年、85年)、関東プロ(81年)といったビッグタイトルを手にし、“公式戦男”の異名を取った。

77年にはワールドカップ代表に選出され、個人戦4位。

シニア入り後も日本シニアオープンを91年の初回大会から3連覇し、日本プロシニアも90年と98年に制した。93年からの4年連続を含む5度の賞金タイトルを獲得した。

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