障がい者が主体となって運営するカフェ「むぎくらべ」国内産麦の魅力を発信!

株式会社カタボーが、一般社団法人全国米麦改良協会から業務委託を受け、国内産麦の利用拡大を図る取り組みとして、アンテナショップ的なカフェ「むぎくらべ」を2月1日(水)に福岡県粕屋町にオープンする。

今回、オープンする「むぎくらべ」は、就労継続支援B型施設で、障がい者が主体となって運営を行うことを目的とした「農福連携」型のカフェとなる。
業務企画等は、株式会社カタボーが行い、障がい者のスタッフ雇用を含めた施設運営に関しては、株式会社ゼロメディカルが行う。尚、開設時点では障がい者の雇用は無いが、今後雇用を行い、将来的には障がい者が主体となったカフェ運営を行う。
「むぎくらべ」では、今後、カフェで提供するパンに使われる麦の生産地などでの農業体験等を通じた食育イベントも行う予定だ。

カフェでは、国内産麦を使った飲食メニュー提供する。具体的には、九州県産小麦ミナミノカオリ100%使用のコッペパン 7品目や大麦ドリンクを販売する。
パン7品目は、コッペパンにカフェ内で従業員が具材を挟むなどの調理を行い、販売する。さらに、福岡県産ミナミノカオリ 100%使用の食パンと北海道産ゆめちから 100%使用と北海道産小麦 100%のDC全粒粉をブレンドした食パン2つの品種で作った食パンをトーストした「食べ比べ」メニューも用意している。大麦ドリンクは、大分県産の六条大麦トヨノカゼをベースに数種類のフルーツ味の大麦スムージーを販売する。大麦は、現代人に不足しがちな「食物繊維」が豊富で生活習慣病の予防・改善やダイエットにも有効とされている。

「むぎくらべ」は、元々は2018年7月から3年間、東京都代田区神田小川町で国内産麦で作った「うどん」「ラーメン」「パスタ」「パン」など様々な商品を提供して、日本の麦の美味しさや魅力を味わうことができるアンテナショップ的な店舗であった。今回、新たに障がい者が主体となって運営することを目的とした「農福連携」型のカフェとしてリニューアルし、国産麦の利用拡大・普及を目指すこととしている。

※「農福連携」とは
障がい者の社会参画や雇用創出を目指す福祉分野と、後継者不足や耕作放置地の増加に直面する農業分野の双方の課題解決に繋がる取組のこと。2016年に政府が閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」の中に、「農福連携の推進」が盛り込まれた。21年度末時点で農福連携を取り組む事業者数は全国で5千を超え、政府は24年度末に7千に増やす目標を掲げる。

※「就労継続支援B型施設」
通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である方に対して、就労の機会や生産活動等の機会の提供、また、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練・支援を行う事業所及びサービス。

◆カフェ「むぎくらべ」
福岡県糟屋郡粕屋町長者原東5−2−3
福北ゆたか線「長者原駅」より徒歩で10分
https://mugikurabe.com/

© 株式会社ジェイプレス社