若い世代のチャレンジ促進!皆で“リノベーション” 市原市の魅力まるごと解剖♪

若い世代のチャレンジ促進!皆で“リノベーション” 市原市の魅力まるごと解剖♪

 千葉県には、「住んで」「働いて」「遊んで」、暮らしを豊かにするポイントがたくさんあります。

 その中でも、八街市・市原市・多古町の3つの街にフォーカスした番組「わが街の未来予想図 ちば住plus」が1月1日、チバテレで放送されました。

 今回は、番組で紹介された「市原市」の新たな魅力を見つけに行きましょう♪

◇ 市原市って、どんな街?

 市原市は、東京湾に面していることから、かつては京葉工業地帯の中心地として知られていましたが、古い歴史の上に立つ街でもあります。

 国分寺や国分尼寺、さらには更級日記など、歴史の跡には事欠くことがありません。

 さらに、近年ではSDGsの取り組みも注目されています♪

◇ 今につながる“歴史”に誇りを

 市制60周年を迎える市原市は、60年前には人口7万3000人からスタートして、コンビナートと共に発展。

 人口は現在、27万人ほどで、地域では中核的都市に成長しました。

 さらに、市原は上総の国国府が置かれていた街として、当時から地域経済の中心の街だったことを踏まえ、2022年11月に「市原歴史博物館」をオープン!

 市原市には200を超える古墳群があったため、自分たちが住んでいる場所に歴史があって、その上で生活をしているという学びが愛着と誇りに繋がっていきます。

◇ “人口減少”克服に向けて 子育て支援&SDGs促進中!

 そんな市原市の課題は、人口減少。
 特に課題となっているのが、若い世代の流出、特に子育て世代の若い女性が市外に流出していることです。

 そのため、現在市原市は、子育て世代に定住してもらうためにJR3駅(八幡宿駅、五井駅、姉ケ崎駅)を中心にビジョンを掲げ、街づくりを進めています。

 若い世代が定住を決める中で一番大きい決め手となる「子育て環境」と「教育環境」。

 五井駅周辺で勤労会館として使われていた公共施設を、子育てに特化した施設としてリニューアルしているところで、ネウボラセンターを設置するなど、子育てについてなんでも相談できる場所になりました。

 周辺には保健センターや図書館、更級公園があり、子育てしやすい設備も充実してるんです♪

 また、市原市は、最近居住地を選ぶ時に重視されている“脱炭素”や“SDGs”にも注力しているんです。

 実は市原市は、2021年5月に千葉県内初の「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」という2つの認定都市となりました。

 石油化学を中心としたコンビナートと共に成長してきた街として、積極的に取り組みをしているそうです。

◇ 市原市の“自慢ポイント”は…インタビューで聞いてみた♪

 そんな市原市の住みやすい“自慢ポイント”を、実際に住んでいる人や市役所職員に聞いてみました♪

 一度市外に移り住んだものの、Uターンで再び市原市に戻ったという小川さんは、五井駅前のスペースで“とある活動”をしているのだとか。

市原市に住む 小川さん
「今は、広告業をやっているが、それ以外で僕のメインは『街づくり』。自分の地元をどうにかしたいと思っていて、デザインやWEBを作ったり、映像を作ったり、街とつながりながら若いメンバーと一緒に『街づくり』。そこで稼いだお金を街づくりに投資していくことに取り組んでいます」

 小川さんは、市原市をもっとワクワクする街にしたいという思いから、市と連携して街づくりに取り組んでいます。

 市原市が取り組んでいる「リノベーションまちづくり」は、公民連携で一緒に取り組んでいく事業で、街の中にある空き店舗や空き家などの遊休不動産を使って、若い世代のチャレンジを支援しています。

 市の職員が、現在使われていない物件を若い世代のチャレンジのために使えるよう交渉し、逆にプレーヤーからは「使いたい」という要望があればマッチングさせるようなことも。

 「リノベーションスクール」という場では、対象の物件の活用方法について検討する場などを設け、街中にある空き物件を講師の方を交えながら検討する場所になっています。

市原市に住む 小川さん
「2017年に市原市に戻ってきてから、シンコープラザという商店街を見に来た時、正直絶望を感じて…。ここの物件をやるの!?っていうようなレベルだったけど、逆にそこが明るい場所に変わったら五井の街は変わるかもしれないと思った。周辺の小さいエリアに何店舗かそういうお店ができると、街の印象がガラッと変わって、『なんか最近ここ、面白くない?』って。エリアを変えていくことを「点を打つ」と言うんですけど、そういったことに取り組んで、リノベーションスクールを市原市の皆さんと一緒にやっている」

市原市役所 拠点形成課 三澤さん
「古いものをただ壊して新しいものを建てるわけではなく、今あるものを使って、これまでの歴史やストーリーを活かした街づくりに繋げていきたいという思い」

 小川さんは、街づくりという活動を通して、新たな市原市の“良さ”を発見したそうです。

市原市に住む 小川さん
「市原市にはたくさんおもしろい人がいて、行政の人もおもしろい人が多い。行政の人も市原市の人も、みんな応援してくれる。それが市民としては活力になってもっとやりたいな、関わりたいなと思わせてくれるポイントになる。移住を決めるポイントは、最終的には“人”なのかなと思うので」

 今回は、子育て支援などが豊富なだけでなく、市と一緒に進める活動を通してさまざまな“人”とのつながりがある市原市の魅力をたくさん知ることができました!

 皆さんもぜひ、“人”が作り出す「市原市」の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?

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