週明け寒波予報 水道管破裂注意を 岡山市水道局、対策呼びかけ

 岡山市水道局は、週明けに予想されている強い寒波の影響で水道管が凍結、破裂する恐れがあるとして、ホームページ(HP)などを通じて防寒対策の徹底を市民に呼びかけている。

 岡山地方気象台の20日午後5時現在の予報では、冬型の気圧配置が強まる24~26日の市内の最低気温は氷点下4~5度と、厳しい冷え込みとなる見込み。市水道局によると、氷点下4度以下(屋外など風当たりが強い場所は氷点下1~2度)になると水道管が凍結したり、破裂したりすることがある。

 凍結しにくくするためには、水道管と蛇口にホームセンターで購入できる保温材を巻いたり、毛布や布で覆った上からビニールをかぶせたりする。少量の水を流しておくのも効果があるという。

 もし凍った場合は蛇口を開けて自然にとけるのを待つか、凍った部分にタオルをかぶせてぬるま湯をゆっくりかけることを推奨。熱湯をかけると急な温度変化により破裂する危険があるという。

 市水道局は、対策や注意事項を写真などを使ってHPで紹介。破裂した際の修理業者一覧や、市水道局の電話相談窓口(平日午前8時半~午後7時、234―5959)も掲載している。

 2021年1月の寒波時には千件を超える被害報告が寄せられた。市水道局企画総務課は「事前に備えておけば被害は防げるので、早め早めの対応をお願いしたい」としている。

水道管に保温材を巻く方法を実演する市水道局職員

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