宮城・丸森町の変形被害の柿で商品化した「はーとふる干し柿」を販売

宮城県丸森町耕野地区では2022年、特産のころ柿となる柿の実が、全体の7割で変形する被害が確認されました。こうした実を手作業で皮をむき商品化した干し柿の販売が始まりました。

宮城県柴田町のイオン船岡店では、丸森町耕野地区の生産者らが店頭に立ち、変形した柿を使った干し柿を販売しました。

丸森町耕野地区では2022年、特産のころ柿となる柿の実が全体の約7割で変形する被害が確認されました。

形がいびつなものは機械を使って皮をむくことができないため、イオングループの従業員などがボランティアとしてころ柿づくりに参加し、一つ一つ手作業で皮をむいて商品化を後押ししてきました。

イオン船岡店大部和友店長「お客様の反応がとても良く手に取って見ていただいておりますので、私としても本当にお客様も喜んでいただけるハートフルな干し柿になったのではないかなと思っております」

「はーとふる干し柿」として、通常の柿の実を使用したものより1割ほど安い価格で販売されていますが、おいしさは通常の物と変わらないということです。

耕野地区振興会事務局長大槻康浩さん「耕野地区の農家がみんな一生懸命に作りましたので、是非皆さんで味わっていただければと思います」

「はーとふる干し柿」は、宮城県のイオン系列のスーパー5店舗で計300袋限定で販売しています。

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