パチンコ台のくぎを調整 社長ら不起訴 店長は略式起訴 仙台地検

パチンコ台のくぎを違法に調整した疑いで書類送検された、仙台市泉区のパチンコ店「アポロの泉」の運営法人「金盛商事」について、仙台地検は1月19日付で不起訴処分(起訴猶予)としました。

「金盛商事」の社長ら3人は不起訴処分とし、36歳の店長は風営法違反の罪で仙台簡裁に略式起訴しました。

4人は、2022年4月上旬から5月中旬までの間、宮城県公安委員会の承認を受けずにパチンコ台85台のくぎを調整し、当たりにくくした風営法違反の疑いで書類送検されていました。

警察の調べに対し4人は容疑を認め、このうち店長は「売り上げを上げるため、くぎを曲げていた」と供述していました。

また、アポロの泉の従業員にくぎの調整方法を教えて犯行をほう助したとして、風営法違反の疑いで書類送検された東京都台東区のいわゆる「くぎ学校」の社長と講師についても、仙台地検は不起訴処分にしました。

仙台地検は不起訴の理由について「公訴を維持する十分な証拠が確保できなかった」と説明しています。

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