
2025年大阪・関西万博に合わせた商用運航実現を目指す「空飛ぶクルマ」の運航事業者の公募に、国内航空大手の日本航空とANAホールディングス(HD)が応募したことが分かった。複数の関係者が20日、明らかにした。政府が「新たな時代に向けた国家プロジェクト」(岸田文雄首相)と位置付ける万博の目玉の一つで、空を身近に移動する手段として各社が事業化を競う実情が浮かんだ。
関係者によると、ANAHDは機体開発を進める米新興企業「ジョビー アビエーション」と連名で応募。日航はドイツのベンチャー企業「ボロコプター」と業務提携しており、いずれも万博での運航を目標に掲げる。