
スヌープ・ドッグ、グロリア・エステファン、エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のジェフ・リンらが今年のソングライターの殿堂に選出された。他にもシャーデー、テディ・ライリー、グレン・バラード、リズ・ローズが殿堂入りを果たす今年の同式典は6月15日、ニューヨークのマリオット・マーキス・ホテルで開催される。
ミッシー・エリオットやジェイ・Zといったヒップホップアーティストに続き殿堂入りを果たすスヌープは『ドロップ・イット・ライク・イッツ・ホット』や『ジン・アンド・ジュース』、グロリアは『リズムでゲット・ユー』、『レッツ・ゲット・ラウド』、ジェフはELOの『ミスター・ブルー・スカイ』『イーヴィル・ウーマン』『ホールド・オン・タイト』といったヒット曲で知られている。
「ソングライターの殿堂」のチェアマン、ナイル・ロジャースはこう声明を発表している。「音楽業界はまず素晴らしい曲を作るソングライターありきです。彼らなしにレコード音楽、コンサートビジネス、グッズは存在しません」「2023年の殿堂入りはただアイコニックな曲だけではなく、多様性やジャンルを超えた結束、民族性とジェンダー、我々の人生を豊かにし、文字通り音楽と世界中の大勢のリスナーの人生を変えたソングライターらを代表しているのです」
また、昨年殿堂入りを果たしたマライア・キャリーは同式典で、「今までにソングライターの殿堂入りを果たした439人の中で、女性はたった32人です」と話し、より多くの女性アーティストを選んで欲しいと訴えていた。一方昨年特別賞のハル・デヴィッド・スターライト・アワードを受賞したリル・ナズ・Xは若いソングライターたちのためアワードに更なる多様性を求めるとして、「まだまだ先は長いけど、世界があらゆる意味で変わろうとベストを尽くしているように感じる」と話していた。