民間提案のグランピング施設 プレオープンで内覧会 日光

施設内を見学する粉川市長(左から2人目)

 【日光】瀬尾の高畑運動広場で整備が進むグランピング施設「ブリリアントヴィレッジ日光」が開業を前にプレオープンし、市関係者や地元住民を招いた内覧会が20日開かれた。同施設は市の公共施設民間提案制度を活用した。内覧会は22日まで、本オープンは2月10日を予定している。

 施設は遊戯施設や不動産などを扱う総合事業商社「太平」(埼玉県杉戸町)が、同運動広場の活用を提案。2021年3月に提案が採択され、22年6月に市と契約を結んだ。

 関係者に公開された施設は、同運動広場のほぼ全面に当たる約3万2千平方メートルの敷地に大小18のドームテントをそろえた。2月は既に300組近い予約が入っているといい、同社の川田裕(かわだゆたか)営業本部長は「約1万坪の広大な敷地にドームテントが18棟とかなりぜいたくなキャンピング施設となった。日光の自然に囲まれており、四季折々の景観を満喫してもらいたい」と利用を呼びかけた。

 内覧会には粉川昭一(こなかわしょういち)市長も訪れ、施設内を見学。「民間提案制度によって素晴らしい施設ができた。民間らしいスピード感、地元と密着した整備の進め方など、今後の制度活用の好例になる」と話した。

関係者を招いて開かれた内覧会

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