米中古住宅8年ぶり低水準 22年販売、ローン金利上昇

米首都ワシントン近郊のメリーランド州にある「売り出し中」の看板を掲げた中古住宅=2022年12月(共同)

 【ワシントン共同】全米不動産業者協会(NAR)が20日発表した2022年の米国での中古住宅販売戸数は前年比17.8%減の503万戸と14年以来、8年ぶりの低水準となった。年間の減少率としてはリーマン・ショックが起きた08年以来、14年ぶりの大きさ。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利引き上げに伴う住宅ローン金利上昇や、住宅価格高騰が消費者の購買意欲を冷え込ませた。

 販売価格(中央値)は10.2%上昇の38万6300ドル(約5千万円)と、データがある1999年以降で最高だった。

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