カニエ・ウェストの弁護団 新聞広告で「辞任」伝える意向 裁判撤退の裁判官命令を掲載へ

ラッパーのカニエ・ウェスト(45)の弁護団が、カニエをクライアントから外すことを伝えるために新聞広告を出すことが分かった。グリーンバーグ・トラウリグ弁護士事務所は、以前連絡に使っていた電話番号が使用停止となっており、カニエとの間のコミュニケーションが「断絶」していることから、仕事上の関係の解消を知らせることができず、連絡を取る「代替手段」 を探しているそうだ。

TMZが入手した文書によると、同事務所はロサンゼルスを拠点とする新聞2紙に広告スペースを確保し、そこに裁判からの撤退を許可する裁判官命令を掲載するつもりだという。目的はカニエにこの命令を知らせることで、広告の公開が「メディアの大きな注目を集め、結果としてより広範なパブリケーションにつながる可能性が高い」と期待している。

先週、カニエは数週間ぶりに公の場に現れ、ビバリーヒルズのウォルドーフ=アストリアで新しい恋人のビアンカ・センソリさんと一緒にいるところを目撃されていた。

その後、元妻のキム・カーダシアンとの間に4人の子供を持つカニエが、自身の会社Yeezyで建築デザイナーとして働くビアンカさんとプライベートな結婚式を挙げたことが明らかになったが、2人は結婚証明書を提出していないため法的拘束力はない。

ソーシャルメディアで反ユダヤ主義的なコメントをした後、バレンシアガ、アディダス、GAPなどとの契約が解消されるなど、カニエにとっては激動の数カ月だった。先月にはシカゴ美術館付属美術大学がカニエの名誉学位を取り消すと発表していた。

エリッサ・テニー校長の手紙にはこう書かれていた。「彼の反黒人、反ユダヤ、扇動的な発言、特に黒人とユダヤ人のコミュニティーに向けられたものは、嫌悪感を抱かせるものであり、非難に値します」「コミュニティとして、学校の対応について様々な意見があることは知っています。私たち全員が、彼の行動に弁解の余地がないことに同意しているとしても」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社