「AI婚活」で成婚100組超 埼玉の官民連携事業「恋たま」 2年連続の大台突破 累計は313組に

恋たまの成婚が累計313組に上ったことを知らせる掲示=20日、埼玉県庁

 埼玉県が手がける結婚支援事業「SAITAMA出会いサポートセンター(恋たま)」は、16日に2022年度の結婚の意思を固めて退会する「成婚」組数が100組を突破したと発表した。100組突破は2年連続で、18年の事業開始からの累計は313組(1月16日時点)となった。県少子政策課は「公的なセンターとして多くの利用があり、人気が続いている」と話す。

 同課によると、恋たまは県内在住、在勤の20歳以上が登録できる婚活サイト。スマホから利用し、質問に答えることで人工知能(AI)が相性が良いと判断したお見合い相手を紹介する。県と県内47市町村、民間企業などが参画する官民連携事業で、結婚を希望する独身の男女に出会いを創出する。22年12月末時点で利用登録者数は累計1万4798人。「AI婚活」に注目が集まったことで21年度から利用者が急増した。21年度の成婚組数は128組だった。

 利用登録料は2年間で1万6千円(税込み)で、連携する市町村在住の場合などは1万1千円(同)。22年7月からは20代の先着千人が無料で入会できるキャンペーンも実施し、残り枠はわずか。

 問い合わせは、事務局のメール(info@koitama.jp)へ。

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