森テーマに企画展 田辺で2月5日まで

森をテーマに絵画や木工品、菓子、書籍などが並ぶ企画展「SHIOGORI STORY」(和歌山県田辺市湊で)

 和歌山県の田辺駅前商店街にある南紀みらいサテライトオフィス(旧熊野トラベル)で21日、森をテーマにした企画展「SHIOGORI STORY(シオゴリ ストーリー)」が始まった。絵画や木工品、キャンドル、刺しゅう、本、菓子などを展示・販売している。2月5日まで。

 まちづくり会社「南紀みらい」と田辺市熊野ツーリズムビューローの連携事業「シオゴリプロジェクト」による企画。熊野古道巡礼で田辺周辺の海水で心身を清め払った儀式「潮垢離(しおごり)」を現代風に再現し、人と人、海、山、まちをつなげ、にぎわいを創出しようとしている。

 企画展はその一環。第2弾となる今回は「森」、前回の「水」から続く循環をキーワードに、紀美野町在住の画家イシダサキさんが油絵、紀南の作家や専門店などが刺しゅうや書籍、焼き菓子、チョコレート、ポストカード、トートバッグなどを出品している。

 展示は午前11時~午後6時。火曜定休。

■関連ワークショップ

 企画展に連動したワークショップも開催する。28日には上村茶園(白浜町市鹿野)の上村誠さんと「お茶を楽しむ会」がある。

 特産の川添茶について学び、数種類の茶を飲み比べ、菓子も味わえる。午前の部が10時~正午、午後の部が2時~4時。各回先着8人。参加費は2千円。

 2月5日は、和歌山市で刺しゅう教室を主宰する芹澤いづみさんによる「刺しゅうを楽しむ会」がある。初心者でも参加できる。

 午前の部が10時~正午で黒糸刺しゅう、午後の部が2時~5時でミモザの花をモチーフした刺しゅうを体験できる。各回先着6人。参加費はドリンク付き3300円と材料費550円。

 問い合わせは南紀みらいサテライトオフィス(0739.22.2180)へ。

© 株式会社紀伊民報