洪水予測、国が新モデル構築 支流氾濫に備え、法改正へ

川の堤防が決壊し、泥水で覆われた岡山県倉敷市真備町地区の末政川周辺=2018年7月

 国土交通省は洪水に備え、1級河川の水位を本流と支流一体で予測するモデルを構築する。洪水予測は主に国が本流、都道府県が支流を担当しているが、本流の増水で行き場を失った支流の水があふれる「バックウオーター現象」に対応するため、一体的な予測が必要と判断した。2025年度から全国で運用する方針。国と自治体の情報共有に向け、通常国会に関連法の改正案も提出する。

 バックウオーター現象は、18年の西日本豪雨や、東日本を中心に被害が出た19年の台風19号で発生し、堤防決壊を引き起こしたとされる。支流の観測情報では予見しにくく、避難指示が後手に回るのが課題だった。

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