奈良知事選、維新が擁立へ 元生駒市長、県総支部決定

 日本維新の会奈良県総支部は21日、任期満了に伴う4月の奈良県知事選に、同県生駒市の山下真元市長(54)を擁立する方針を決めた。近く党本部に上申する。既に立候補を表明している現職と元総務官僚の間で自民党が分裂する可能性が出ており、維新は独自候補の選定を進めていた。

 山下氏は山梨県山梨市出身で、朝日新聞記者を経て弁護士。2006年の生駒市長選で初当選し、3期目途中の15年奈良県知事選に立候補したが落選した。

 総支部によると、山下氏は擁立方針を決めた21日の役員会に出席し「最後の戦いと思って全身全霊で取り組みます」とあいさつした。

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