伝説のサル「ベンツ」が圧勝 高崎山「心に残るサル部門」

「心に残るサル部門」で優勝した「ベンツ」=2013年10月、大分市の高崎山自然動物園

 野生ニホンザルの餌付けで知られる大分市の高崎山自然動物園は21日、サルの人気を競う恒例の「選抜総選挙」の結果を発表した。3月の開園70周年に合わせて設けた「心に残るサル部門」で、二つの群れでボスを務めた伝説のサル「ベンツ」が優勝した。

 同園初の「名誉ボス」の称号が贈られたベンツは、有効投票数505票のうち、253票を獲得し、2位「ドラゴン」の78票に大きく差をつけた。ベンツは1987年から、一時期失踪しながらも群れを率いた。2013年12月にさらに失踪。園は慣例に従い、14年1月、死んだと認定した。

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