おみくじマシーン 図書館に登場 久米南町 家族連れらが連日挑戦

手作り“おみくじマシーン”に挑戦する親子

 本を借りて運試し―。久米南町図書館(同町下弓削)は手作り“おみくじマシーン”を設置している。スマートボール型のアトラクションで、家族連れらが連日、挑戦している。

 畳一畳ほどの板(縦180センチ、横90センチ)を斜めに据え付け、盤上に紙筒の柱や電気で動く障害物を並べる。おもちゃのボール(直径7センチ)を上部の端から転がし、「大あたり 大吉」の穴に入ると景品がもらえる仕組み。

 “マシーン”は同図書館が入る町文化センターの職員が制作し、2020年から毎年1月に登場。今年は、えとのウサギの飾りや、サッカーのワールドカップにちなみゴールキーパーの手を模した障害物などが取り付けられ、華やかな雰囲気を振りまいている。

 本を5冊以上借りると1回挑戦でき、1日平均約40人が楽しむ人気ぶり。利用者は方向が次々に変わるボールの行方に一喜一憂しながら楽しんでおり、クリアファイルやキーホルダーが入った景品を獲得した弓削保育園年長組の男児(5)は「今年もたくさんいいことがあるかも」と笑顔で話していた。

 おみくじは30日まで。火曜休館。

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