長崎県24日から積雪の恐れ 今季一番の寒気 事前対策を

 24日から25日にかけて九州北部地方の上空に今季一番の強い寒気が流れ込み、断続的に雪が降る恐れがあるとして、長崎地方気象台は積雪や路面凍結による交通障害、農業施設の管理、水道管の凍結・破裂などに注意を呼びかけている。
 同気象台は24日以降、平地や山地に大雪注意報を、海上には暴風雪警報や波浪警報を発表する見通し。気温は24日午後から氷点下になる場合があり、特に25日朝と26日朝は厳しい冷え込みが予想される。県本土などで最低気温がマイナス3度を下回ると予想される「低温注意報」を出す可能性もある。
 長崎市上下水道局によると、2016年1月の寒波で水道管の凍結により約7500件の破損事故が発生。市民生活に大きな影響が生じた。同局は、屋外で露出している水道管が凍結しやすいとして▽屋外の水道管をタオルや保温材で巻く▽蛇口から少量の水を出し続ける▽メーターボックス内に冷気が入り込まないよう、発泡スチロールやタオルなどをビニール袋に入れて隙間に敷き詰める▽給湯器対策-など事前の対策を講じるよう促している。


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