開幕戦Vの鍵は“スライスライン”? 畑岡奈紗「良いイメージ」

2位で最終日を迎える畑岡奈紗※写真は大会2日目(Julio Aguilar/Getty Images)

◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目(21日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6617yd(パー72)

ホステスプロ畑岡奈紗が快調にスコアを伸ばした。7バーディ、1ボギーの「66」でプレー。前半3番でボギーが先行したが、9番パ-5ではラフからのアプローチを2mにつけてバーディを奪った。

「9番のバーディパットは難しいラインでしたが、ああいうパットが決まると勢いがつくので、決めることができて本当に良かった」

13番からは「全部似たようなライン。左から右への」で4連続バーディ。16番で2mを沈めてバーディを奪うと、DJが音楽を鳴らす18番も3mを決めてバーディフィニッシュ。ギャラリーの歓声とともに思わず右拳を握った。

中継局WOWOWのインタビューでは「ちょっと苦手だったスライスラインも思った通りのストロークができているし、今週はスライスラインのバーディパットが多いので良いイメージがついてきている」。初日からのパット数は29、27、25とグリーン上での感覚もあがってきた。

ただ、フェアウェイキープ率は3日連続で64%(9/14)にとどまるだけに「ティショットが右に抜けてしまうのでそこを修正したい」と残り18ホールに向けて課題もあげた。

「私のゲームプランはこの3日間できたことを続けていくだけ。またそれができたら良い」。6打差5位から出て、トップと3打差の通算11アンダー2位に浮上。昨年4月「DIOインプラントLAオープン」以来となるツアー7勝目を開幕戦で手にしたい。

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