
【エルサレム共同】イスラエル各地で21日夜、ネタニヤフ政権が進める司法制度改革に抗議するデモがあり、地元メディアによると、中部テルアビブや北部ハイファ、エルサレムなどで十数万人が参加した。改革案には国会が最高裁の判断を覆せる条項が含まれており、三権分立の観点から批判が拡大。昨年末のネタニヤフ政権発足後、最大のデモとなった。
中心となったテルアビブのデモには、ラピド前首相も参加、「国を愛する人々が民主主義を守るために集まった。われわれは勝利するまで諦めない」と訴えた。
エルサレムでは国旗やプラカードを掲げた市民が「民主主義を守れ」と声を張り上げた。