
旧暦の元日を迎えた22日、ベトナムの旧正月「テト」を祝う催しが神戸市中央区の「メリケンパーク」で開かれ、留学生ら同国の出身者が集まり、獅子舞や伝統舞踊など故郷の文化を楽しんだ。2021年と22年は新型コロナウイルス禍で中止や縮小となり、盛大に祝うのは3年ぶり。
イベントは「神戸ベトナム人会」が主催。2年前に来日し、専門学校で介護を学んでいる留学生グエン・ティ・タン・タオさん(22)=兵庫県丹波篠山市=は友人数人と訪れ、「ベトナムでは旧正月の1週間、親族で集まり宴会をしたり、寺を巡ったりする。とても楽しい」と笑顔だった。
