今シーズン2回目の「大雪に対する国土交通省緊急発表」 強い冬型の気圧配置は29日頃にかけて再び強まる可能性

国土交通省は1月23日午後、今シーズン2回目となる「大雪に対する緊急発表」を出しました。

24日から26日頃にかけて、日本の上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、日本海側を中心に、西日本太平洋側や東海地方でも山地を中心に大雪となり、平地でも積雪や大雪となるところがあります。特に、24日から25日は東・西日本の日本海側を中心に降雪が強まり、積雪が短時間に急激に増えるおそれがあります。また、全国的に気温がかなり低くなり、10年に一度程度の低温となります強い冬型の気圧配置は27日頃に一旦緩みますが、29日頃にかけて再び強まる可能性があります
12月17日からの大雪の際にも新潟県などで車両の立ち往生が発生していますので、十分警戒が必要として、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底、スコップや砂等の冬用装備の携行を心がけるとともに、降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があることから、広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどへの協力も呼びかけています。
また、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあることから、最新の気象情報や交通情報等に留意し、やむを得ず外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するよう呼びかけています。

■チェーン規制
https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html
・大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに実施される。冬タイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない自動車は通行できない。高速道路では5路線(中央道・上信越道・北陸道・米子道・浜田道)の計7区間が、直轄国道では8県(山形県・山梨県・静岡県・新潟県・福井県・広島県・島根県・愛媛県)の計6路線が指定されている。

■大雪時の予防的通行規制区間 https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/yukimichi3.html ・国が管理する道路において、大雪時に急な上り坂で大型車等が立ち往生しやすい場所等、集中的・効率的に優先して除雪を行う。全国で226区間約3200kmが指定されている。

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