レノボが2050年までに排出量ネットゼロを約束、科学に基づく目標設定イニシアチブの検証を受ける

レノボは、科学に基づく目標設定イニシアチブによるネットゼロの検証を受けた最初の企業グループに含まれています。PCとスマートフォンのメーカーとしては初であり、ネットゼロ基準で検証された目標を有する世界でわずか139社のうちの1社です。

香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- レノボ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は本日、2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロを達成する目標を発表しました。この目標は、国連グローバル・コンパクト、CDP、世界自然保護基金によるパートナーシップである科学に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi)による検証と認定を受けたものです。これにより、当社はPCとスマートフォンのメーカーとして初めて、またSBTiによって検証されたネットゼロ目標を有する世界でわずか139社のうちの1社となりました。

レノボはSBTiと協力し、SBTiのネットゼロ基準(世界初)に準拠することで、科学的かつ協調的で説明責任を果たすアプローチで排出量削減を目指しています。

レノボの楊元慶会長は、次のように述べています。「世界のテクノロジー・リーダーとして、レノボは10年以上にわたり排出量削減に取り組んできました。気候変動との闘いにおいて、協調と説明責任は、集団的成功に必要な2つの重要な要素であると私たちは信じています。気候科学に従い、測定方法を標準化し、目標と進捗の継続的な検証を求めることに、今後も取り組んでいきます。」

SBTiに準拠した目標の設定は、排出量削減に対する企業の説明責任を問うために役立ちます。SBTiに準拠していなければ、ネットゼロの目標がいつ達成されたかを検証することも知ることも困難です。これは、以下の理由によります。

1. 標準化:SBTiは、地球温暖化を摂氏1.5度に抑える取り組みに関連してネットゼロの意味を標準化した最初の機関です。
2. 適応:SBTiの基準は動的で、企業の共同努力や地球の気温の変化に対応しています。
3. 説明責任:多くの人にとって2050年は遠い未来に思えますが、今日約束をする多くのリーダーは、27年後にはその立場にいないかもしれません。気候変動削減の目標を外部機関に合わせることで、説明責任と継続性が提供されます。

科学に基づく目標設定イニシアチブのルイス・アマラル最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「気候科学は、世界でネットゼロを達成し、気候変動による最も有害な影響を防ぐためには、迅速かつ大幅な排出量削減が必要だということを教えてくれます。レノボのネットゼロ目標は気候危機の緊急性に合致しており、同業他社が従うべき明確な模範を示しています。」

レノボの2050年長期目標は、SBTiによって検証された2030年短期排出量削減目標と一致しており、その概要は以下のとおりです。

全体的なネットゼロ目標

レノボは、2049/2050年度までにバリューチェーン全体でGHG排出量ネットゼロを達成することを約束します。

短期目標

レノボは、スコープ1およびスコープ2のGHG排出量の絶対量を、2018/2019年度を基準年として、2029/2030年度までに50%削減することを約束します。また、同じ期間内に、販売した製品の使用に伴うスコープ3のGHG排出量を同等製品で平均35%削減すると約束します。同じ期間内に、購入した商品とサービスに由来するスコープ3のGHG排出量を、粗利益100万米ドル当たり66.5%削減すると約束します。さらに、同じ期間内に、上流の輸送と流通に由来するスコープ3のGHG排出量を、輸送トンキロ当たり25%削減することを約束します。

長期目標

レノボは、スコープ1、2、3のGHG排出量の絶対量を、2018/19年度を基準として、2049/50年度までに90%削減することを約束します。

レノボは科学に基づいた排出量削減アプローチを早くから採用しています。2030年までの短期排出量削減目標の認定を2020年に受け、この種のものとして初のネットゼロ基準のロードテストにも協力しました。

ESGを専門とするコンサルティング会社ハート・オブ・テックの創業者のキャロライナ・ミラネージ氏は、次のように話しています。「ネットゼロ達成の成功は、透明性があり科学に基づいた協調的な枠組みにより長期にわたって組織に説明責任を果たさせることにかかっています。SBTiはその枠組みを作り上げ、企業が排出量削減を促進できるよう支援します。」

レノボの排出量削減に向けた主な戦略には、製品の環境負荷の低減、イノベーションを活用した製造の持続可能性向上、事業とバリューチェーン全体での排出量削減が含まれます。これらの戦略は、ネットゼロ目標を達成するためにレノボの専門家がどのように事業プロセスを変えているかを示す当社の動画シリーズ「ネットゼロへの道のり」で概説されています。

レノボの排出量測定は、温暖化を産業革命前の水準から摂氏1.5度以下に抑えるというパリ協定の目標に従い、気候変動を理解し抑制するための大規模な共同データに貢献するでしょう。世界の企業4000社以上が、排出量削減目標をSBTiの科学に基づいた方法論と検証プロセスに合わせるプロセスを進めています。

レノボは、排出量削減への取り組みに加えて、ガートナーの「世界のサプライチェーン上位25社」とフォーチュン誌の「世界で最も賞賛される企業」に選ばれ、CDPによって気候変動と水セキュリティーのリーダーとして評価されています。全ての人にとってよりスマートで持続可能な未来の創造を目指すレノボの取り組みの詳細については、当社の2021~22年度ESG報告書をご覧ください。

詳細情報については、レノボ・ストーリーハブをご覧ください。

レノボについて

レノボ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は、フォーチュン・グローバル500社の中で171位にランクされる売上高700億米ドルの世界的な大手テクノロジー企業であり、世界で8万2000人を雇用し、180市場で日々、何百万人ものお客さまにサービスを提供しています。すべての人によりスマートな技術を提供するという大胆なビジョンに焦点を合わせ、レノボはサーバー、ストレージ、モバイル、ソリューション、サービスなど重要な成長分野へとさらに拡大することにより、世界最大のPC企業としての成功を築いてきました。この変革は、レノボの世界を変える革新と共に、すべての人のためにあらゆる場所で、より包摂的で信頼できる持続可能なデジタル社会を構築しています。詳細は、https://www.lenovo.comをご覧ください。また、当社のストーリーハブで最新のニュースをご覧ください。

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