新型コロナ飲み薬の密輸摘発

香港税関は1月15日、航空便を使った新型コロナ経口薬の密輸を摘発し、男女2人を逮捕したと発表した。同日付政府公報によると税関は先ごろ、インドから香港に到着した郵便物を検査したところ、X線に映った画像に禁止物品であるような不審な点を発見。封を開け中身を調べると、新型コロナ経口薬と見られる薬物が250箱入っていた。その後、税関はその郵便物を監視し、郵便局に引き取りに来た男の身柄を確保。天水囲の男の自宅を捜索すると、さらに同様の薬物が130箱が見つかった。押収された薬物は市価50万ドルに相当する。逮捕された男女は夫婦だという。税関の話では、押収された新型コロナ経口薬は香港の薬物登記番号が付いておらず未登記の薬物と思われるため、その効果や安全性、品質は疑わしいと指摘。市民に来歴不明の薬は使用しないよう注意を呼び掛けている。

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