バースがいたからタイトルは少ないが、記憶と記録に秀でた巨人史上最強助っ人とは!?【プロ野球助っ人外国人列伝】

助っ人外国人列伝/アメリカ1980年代編

今回の助っ人外国人列伝は、アメリカ編(80年代)。この時代にアメリカからやって来た助っ人外国人は、チームの中心となった実力者が多く、個性溢れる助っ人が大豊作!

記憶と記録に秀でた巨人史上最強助っ人!

ウォーレン・クロマティ NPB通算7年:(1984~1990) 779試合 打率.321 171本塁打 558打点

●独特のクラウチングスタイルや陽気なキャラで少年ファンを虜に!
近年、自前で発掘した助っ人が活躍できないと言われる巨人。だが、それはウォーレン・クロマティが優秀で記憶に残っているからだろう。王貞治が新監督になった84年、エクスポズで通算1063安打を放った大物・クロマティが入団。

極端な打撃フォームから想像できない広角に打ち分ける器用な打撃で35本塁打を記録し、90年までの7年間を打撃の要としてチームに貢献。

同時期にバースがいたためタイトル獲得は少なかったが、勝負強い打撃に加えて、バンザイコールや風船ガムのパフォーマンス、ど派手な乱闘劇、敬遠の球をサヨナラヒットなど、話題に事欠かない助っ人としても印象的である。引退後はアメリカで音楽活動、日本ではプロレス参戦や多くのテレビ番組に出演し、現役時代を語るYouTubeチャンネルも好評だ。

出典:『がっつり! プロ野球(32)』

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