長崎は鈴木氏・佐世保は橋之口氏 自民県連、市長選の推薦決定

 自民党長崎県連は22日、長崎市内で選挙対策委員会と常任総務会を開き、今春の統一地方選の追加公認と推薦候補を協議した。長崎市長選は前九州運輸局長の鈴木史朗氏(55)、佐世保市長選は市議の橋之口裕太氏(39)の推薦を決めた。
 鈴木氏は党長崎支部が、橋之口氏は佐世保、吉井、江迎、世知原、小佐々、鹿町の各党支部がそれぞれ推薦を決め、上申していた。
 佐世保市長選の候補者選定では、選対委で情勢を探る電話調査を求める意見が上がり、その是非を巡る議論で紛糾した。最終的に選対委員長の加藤竜祥衆院議員(長崎2区)が「地域支部の決定を最大限反映する」と判断し、決着した。
 会議は冒頭を除き非公開。県連の古賀友一郎会長は終了後、報道陣の取材に対し両市長選の推薦理由について「(各地域支部が評価し)機関決定された候補者。県連もそれを是として推薦を決定した」とした。
 県連はこのほか、県議選佐世保市・北松浦郡区(定数9)に立候補を予定する新人の湊亮太氏の推薦を決定。市議選では、長崎市(定数40)の現職1人を公認、新人1人を推薦、佐世保市(定数33)は現職1人を公認、現職と新人各1人を推薦することを決めた。
 長崎市長選には同市の会社経営、原拓也氏(54)と県議の赤木幸仁氏(38)、佐世保市長選には県議の宮島大典氏(59)、元市議の萩原活氏(63)も立候補を表明している。


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