韓国タイヤ大手、ランボルギーニのレース大会にタイヤ独占供給...スーパートロフェオ

韓国のタイヤメーカー大手であるハンコックタイヤ&テクノロジー(以下、ハンコックタイヤ)がイタリアのスーパーカーブランドであるオートモビリーランボルギーニ(以下、ランボルギーニ)のレーシング大会「ランボルギーニスーパートロフェオ(Lamborghini Super Trofeo)」シリーズにレーシングタイヤを独占供給する。

(参考記事:韓国ハッコクタイヤ、鈴鹿スーパー耐久2022にタイヤを独占供給

ハンコックタイヤは18日、イタリア・ボローニャ(Bologna)ランボルギーニ本社において大会公式スポンサー契約を締結し、2023シーズン大会に出場するすべての車両にレーシングタイヤの独占供給及び技術支援に乗り出すと明らかにした。大会で使われるレーシング車両「ウラカンスーパートロペオエボ2(Huracan Super Trofeo EVO2)」は、ハンコックタイヤの「ベントス(Ventus)」レーシングタイヤが装着される予定だ。

同車両は、空気力学に最適化されたデザイン、超軽量素材使用と新しいブレーキシステムを備え、極限のパフォーマンスを誇る。 イノベーションレーシングタイヤ技術を保有したハンコックタイヤとコラボレーションすることで、さらに完璧で迫力溢れる競技が繰り広げられるだろうとハンコックタイヤ側は期待した。

ハンコックタイヤ提供

ハンコックタイヤは、レーシング車両における自社の高性能性を裏付けるために、高性能レーシングタイヤを新たに誕生させたという。特に乾いた路面や濡れた路面など、すべてのレース条件で最高の接地力と一貫性のあるパフォーマンスを発揮するのが特徴だと説明している。

「ランボルギーニ・スーパートロペオシリーズ2023シーズン」は来る5月、ヨーロッパと北米、アジア、オーストラリアなど4つの大陸にわたって計3つのシリーズで開催され、それぞれのシリーズは6ラウンドで行われる。 その後、シリーズ別優勝者を集めて来る11月イタリアバレルンガ(Vallelunga)サーキットでグランドファイナルを通じて最終チャンピオンを選ぶことになる。

特にアジア圏で行われる「2023スーパートロペオアジアシリーズ」は、コロナ以降3年ぶりに再開される。 アジア太平洋地域内5カ国(マレーシア・オーストラリア・日本・韓国・中国)で行われる予定だ。

一方、ハンコックタイヤは全世界80余りのモータースポーツ大会にレーシングタイヤを供給したり、参加チームを後援したりしている。 フォーミュラEのタイヤ独占サプライヤーであり、オフィシャルパートナーとしても活動しており、「ブラジルストックカー(Stock Car Pro Series)」、「24時間シリーズ(24H Series)」、「スーパー耐久シリーズ(Super Taikyu Series)」などにもタイヤを独占供給している。

(参考記事:韓国ハンコックタイヤ BMWの「X3 M」「X4 M」に製品供給発表
(参考記事:韓国現代自動車、フェラーリのデザイナーを引き抜き…F12ベルリネッタなど手掛けた実力者
(参考記事:米モータートレンド誌「業界影響力1位は現代自動車会長」「豊田章男社長は30位」

(参考記事:【特集】韓国スーパーカー列伝➀ 財閥子孫が大金投じ開発した845馬力夢の国産車…しかし
(参考記事:韓国で日本製掘削機672台が仕様違反でリコール
(参考記事:韓国現代自動車、米国でのリコール台数が海外系1位に…ホンダの10倍超

© 合同会社WTS研究所