福井県福井市内でパーソナルジムを経営する男性が、肉体の美しさを競うコンテスト「サマースタイルアワード（SSA）」のスポーツモデルミドル部門1位に輝いた。3カ月間1日5時間のトレーニングを重ね、筋が浮き出るほどの肉体づくりとポージングによる表現力を通して初挑戦での栄冠。男性は「自分と向き合えるフィットネスの魅力を伝えるきっかけになれば」と喜んでいる。
同市板垣3丁目などでパーソナルジム2店舗を経営する上田涼太さん（23）。2019年の店舗開業以降約100人の顧客を抱え、「チャレンジする姿勢を自ら示し、お客さまやスタッフのモチベーション向上にもつなげたい」と挑戦した。
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SSAは、俳優の金子賢さんがプロデュースし、2015年に創設された「夏が一番似合う男性・女性を決める」大会。健康的でたくましく、スタイルが良く、かっこよさを追求するボディーメークを競う。上田さんは11月に埼玉県で開かれたSSAの「2022ALL JAPAN QUALIFY」に出場した。
筋肉量が求められる「スポーツモデル」の身長170～176センチの部門は11人で競った。いくつかのポージングを通して次第に人数を減らしていくピックアップ方式で審査。8月からのトレーニングや食事制限で体脂肪率3％未満に絞り上げ、バランス良く鍛え上げた肉体美と「内からにじみ出る自分の個性を表現した」ポージングで栄冠をつかんだ。
SSAの上位大会への出場権を得るプロ資格も得た上田さん。なりわいにもするフィットネスについて「ダイエットや健康づくりなど価値観は多様。外見的な変化だけでなく、そのプロセスの魅力を伝えていきたい」と気持ちを新たにしていた。
