【アシタノオンセン日本全国温泉旅】熊本 黒川温泉郷

温泉街の旅情と大自然を満喫
熊本 黒川温泉郷

●泉質:単純泉(弱酸性)、単純泉(弱アルカリ性)、硫黄泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、酸性泉
●効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など ※泉質により異なる

里山の風景が「一つの旅館」 憧れの山間の小さな温泉郷

熊本県・阿蘇のさらに奥地、大分県との県境に位置する黒川温泉郷。2000年頃までは秘境の温泉地と称されていましたが、現在、山々に囲まれた緑豊かな渓谷には約30軒の旅館が立ち並び、全国屈指の人気温泉地です。黒川温泉郷では宿や里山の風景すべてを「一つの旅館」と捉え、道は廊下、草木は中庭の植木、温泉も宿も一つの大きな旅館の中にあるという風に、景観を形成しています。ほとんどの宿に露天風呂があり、「入湯手形」(写真①)を購入することにより、3カ所まで選んで湯めぐりを楽しめ、また1カ所分の手形を飲食やお土産に利用することも可能。杉の木でできた手形を利用した後は、温泉街の地蔵堂に奉納したり、旅の記念にするのもおすすめです。

そして今年で11年目を迎える夜を彩るライトアップ「黒川温泉 湯あかり」(写真②)は、寒い時期に訪れた人だけが楽しめる特別なぬくもり。約300個の球体状の「鞠燈篭(まりとうろう)」と筒状でできた高さ2メートルの「筒燈篭」が温泉街を日暮れから22時まで優しく灯します。
※湯あかりは4月2日(日)まで開催

9種の多彩な湯殿が点在 季節の移ろい感じる湯宿

黒川温泉全体を流れる田の原川上流に佇み、広大な敷地に本館、新館、離れと趣の異なる非日常空間が広がります。そしてそれらを囲むように、露天風呂やひのき風呂、家族風呂など全9種の湯殿があり、源泉かけ流しの湯が楽しめます。透明感あるさらりとした肌ざわりが特長で、おすすめは正面に豪快な滝を眺めるスタッフ手作りの川風呂。他にも、黒川唯一の蒸し場や岩盤浴、年中開放の温泉熱プールといった施設も充実しています。阿蘇の壮大な自然が生んだ天然の湯、自然の移ろいを感じながら日常の喧噪(けんそう)を忘れ、ぜいたくな時間を過ごせます。

▲眼下に田の原川を望む「川風呂」 ※混浴、20時〜22時は女性専用
▲「離れ和室10畳」はテラスから筑後川源流を眺められるプライベート空間

黒川温泉 旅館 奥の湯
阿蘇郡南小国町満願寺6567
0967-44-0021
定休日 不定休
宿泊 大人1泊2食付19,800円/名~
日帰り入浴
8:30~20:00
※月・金曜は清掃日のため時間の変動有
入浴料 大人500円、 3歳~小学生300円

星空が広がる露天風呂 雄大な阿蘇の大自然を一望

標高920メートル、阿蘇・くじゅう国立公園内に位置し、大自然に抱かれたリゾートホテル。評判の露天風呂「絶景鼻の湯」からは雄大な阿蘇の大草原が広がり、開放感あり、自然との一体感を味わえます。夜は満天の星空を眺めることができ、まさに天然のプラネタリウム。四季折々に刻々と表情を変える阿蘇の大自然を特等席で堪能できます。また毎夜、「星空さんぽ」を開催。星や星座のレクチャーを受けた後、ホテルの広い敷地内で星空観察。星、風、緑に触れ、ここでしか見られない阿蘇の雄大な絶景と素敵な体験を。

▲夕暮れ時の露天風呂「絶景鼻の湯」。大草原が眼前に広がる
▲「新館 プレミアム露天風呂付特別室」はバルコニーに露天風呂があり絶景を楽しめます

瀬の本高原ホテル
阿蘇郡南小国町大字満願寺5644
0967-44-0121
定休日 不定休
宿泊 大人1泊2食付13,800円/名~
日帰り入浴 11:00~20:30 ※清掃日有
【入浴料】大人600円、 3歳~小学生300円

※状況により営業時間や定休日は変更になる場合があります。最新情報は直接各施設のHPをご確認ください。

※掲載価格はすべて税込です。

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