「ステップぱーとなー」関連会社で通所介護事業を手掛ける楽語(株)(大阪)が破産

※画像は実際の企業と関係はありません

 楽語(株)(貝塚市西町11-17、設立2020(令和2)年11月、資本金500万円、小田長竜太郎社長)は1月4日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には佐藤弘康弁護士(法律事務所Comm&Path、中央区銀座3-13-19、電話03-6264-2977)が選任された。
 負債総額は債権者24名に対して2872万円。
 ※TSR企業コード:137347782、法人番号:6012701016177

 機能訓練型デイサービス「ステップぱーとなー」の経営とFC事業を展開していた(株)ステップぱーとなー(TSR企業コード:300099150、法人番号:5012701011889、台東区)の関連会社で、通所介護事業などを手掛けていた。
 ステップぱーとなーは、M&Aや福祉貸付資金の利用のほか、投資家からの資金調達などでグループの業容拡大を進めていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大による施設利用者数の減少で、介護報酬が落ち込み資金繰りがひっ迫。2022年8月5日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
 このため、関連会社も同時に事業を停止して順次、破産手続を進めていた。関係筋によると、楽語の破産開始決定により、グループの破産申請は終結した。
 ステップぱーとなー関連の破産は累計で39社、グループの負債総額36億1843万円となった。

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