
7月に福岡市で開催される世界水泳選手権の大会組織委員会は23日、新型コロナウイルスの影響で大会が昨年5月から延期されたことに伴う経費が約45億円発生すると発表した。資材のリース期間延長や物価の上昇などが主な要因。
予算は約225億円に増える。協賛金や入場券の収入などで35億~40億円、公的助成で60億~65億円を確保し、残りを福岡市が負担する見込みという。
当初は2021年夏開催の予定だったが、東京五輪の延期を受け22年5月に再設定。新型コロナの感染拡大を受けてさらに日程が見直された。時期が夏になったために空調設備の増強なども必要になり、支出が増えた。