「海外の人が興味を持つものは皆さんの日常に…」サミットに向け広島の魅力をPR AP通信社が映像制作のワケ

G7広島サミットの開催まで4か月を切りました。広島の魅力をグローバル目線で伝えようと、PR映像の制作を海外メディアに依頼です。

この日、広島県尾道市の高根島を訪れたのは、「AP通信社」の撮影クルーです。

AP通信社は、1846年設立。本社がニューヨークにあり、東京にも支局を置く世界最大級の国際通信社です。

撮影は、広島県観光連盟がサミット開催を見すえ、県内各地の魅力を映像で世界に発信しようと依頼しました。

広島県観光連盟 小田上久美子 さん
「海外メディアの目線で広島の魅力をあらためて掘り起こしてもらいたい。知らなかったコンテンツ・観光地を教えてもらうようなとても良い機会になったと思います」

去年9月から県内約30か所で撮影していて、この日は、広島が全国一の生産量を誇る「レモン」を映像に収めます。

収穫体験で出演しているのは、ミスユニバース元日本代表の 加藤ゆうみ さんです。今回の撮影で初めて広島を訪れ、魅力を体験しました。

モデル 加藤ゆうみ さん
「お好み焼きが広島はおいしいって思いました。こんなにたくさん1つの木にレモンが実るんだと知ってビックリしましたね」

依頼を受けたAP通信社は、近年、新たな事業として動画や写真などのコンテンツ制作を手がけています。グローバルな視点と感覚、経験を活かしてインバウンド需要に応える映像を目指しています。

AP通信社 東京支局 津田千枝さん(PR映像制作の統括責任者)
「旅行の提案にちょっとなるようなもの、海外の方が興味を持つものは意外とみなさんの広島県の日常にあるんですよ。それを引き出すというか、ナチュラルに自然にわたしたちが伝えられたらいいなと思います」

4本のPR映像は、来月中旬をめどに順次、完成します。

これらは、AP通信社を通じてSNSや動画サイトなどで全世界に発信されるほか、国際会議場など、県内外で使われる予定です。

広島県観光連盟は、3月ごろに、G7に出席する6か国の観光に関するメディアを広島に招待して、県内を巡るツアーも計画しています。

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