サミットに意気込み 国会召集で岸田総理施政方針演説「核兵器のない世界に向け国際的な取り組みを主導」

岸田総理は23日召集された通常国会の施政方針演説で広島サミットに触れ、「核兵器のない世界に向け国際的な取り組みを主導する」と意気込みを語りました。

岸田総理はロシアによるウクライナ侵略を取り上げ、▼力による一方的な現状変更の試みは許されないという原則を擁護し、▼法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持する、という意志を広島サミットで世界に発信すると訴えました。

ライフワークとする核兵器廃絶については…。

●岸田総理
「被爆地広島で開かれるサミットの機会をとらえ、核兵器のない世界に向け、国際的な取り組みを主導します。ヒロシマアクションプランを始め、これまでの取り組みの上に立って国際賢人会議の叡智も得ながら現実的かつ実践的な取り組みを進めていきます」

また、反撃能力の保有を盛り込んだ防衛力の抜本的強化について日本の安全保障政策の大転換としていますが、非核三原則と専守防衛の堅持は変えないと強調しました。

© 株式会社中国放送