
長崎県立高の外国語指導助手(ALT)だった米国籍の20代女性が2016年と18年、別の学校のALTら2人からのセクハラで精神的苦痛を受けたとして、県に200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、長崎地裁は24日、うち1人の行為に関し県の使用者責任を認め、50万円の支払いを命じた。
女性はハンナ・マーティンさん。古川大吾裁判長は判決理由で、男性ALTによる行為は「原告の意に反する性的な言動だ」と指摘。学校行事の準備中だったとして職務関連性を認定した。
県高校教育課は「判決文を精査しながら今後の対応を検討する」とコメントした。