敵将も「世界最高のストライカー」と絶賛!! 復調ハーランドが今季4度目ハットで驚異の“最速”記録を達成!

プレミアリーグ第21節、マンチェスター・シティはウォルバーハンプトンを3-0で下したが、この全得点を決めたのが、今季凄まじい勢いでゴールを決めているノルウェー代表ストライカー、アーリング・ハーランドだ。

ここまでリーグ19戦に出場し、ゴールもアシストも決めていない試合がわずか4戦という驚異の22歳。今年に入り、公式戦3試合で無得点に終わると、1試合でのボールタッチ数の少なさ、ポゼッションサッカーへの適応度の低さなどを指摘する批判の声が上がったたが、前節トッテナム戦で4試合ぶりにゴールを奪うと、今回、ウルブス相手に今季4度目となるハットトリックを決めて、その力を改めて示してみせた。

この試合で、今季のリーグ通算得点が25点に達したハーランド。そのうちの18本は本拠地エティハド・スタジアムで挙げたものであり、まだホームゲームを7試合も残した段階で、「プレミアリーグで1シーズンにエティハドで最も多く得点を挙げた選手」となった。これまでの記録は、マンCが最終節に劇的なリーグ優勝を決めた2011-12シーズンに16得点をマークしたセルヒオ・アグエロである。

プレミアリーグでの記録ということでは、1シーズンでのハットトリック4回は、クリスチアーノ・ロナウド(アル・ナスル)がマンチェスター・ユナイテッド時代に保持していた3回を抜き、最多記録保持者のモハメド・サラー(リバプール)に並ぶものである。また通算出場19試合でのハットトリック4回も最速記録を更新している。

これまでの記録がファン・ニステールローイによる65試合だったことを考えると、ハーランドが成し遂げたことがいかに偉大なものであるかが分かるだろう。ちなみに、3位以降の記録は、ルイス・スアレスの81試合、アラン・シアラーの86試合、ロビー・ファウラーの89試合と続く。各国レジェンドクラスのストライカーの記録を軽々と凌駕しているのだ。

すでに、昨季の得点王であるサラーとソン・フンミン(トッテナム)の年間記録を2本も上回っているハーランド。今季の全コンペティションでは31得点・3アシスト、自身のキャリア通算では166得点・39アシストをマークし、ジョゼップ・グアルディオラ監督から「私には多くの非常に優れたストライカーがいるが、アーリングもそのひとりだ」と褒め称えられ、リバプールのユルゲン・クロップ監督からも「現時点で間違いなく世界最高のストライカーだ」と賛辞を贈られている。

そんなノルウェー人には、現地メディアの多くから、別の記録更新の期待が寄せられている。それは、プレミアリーグの黎明期である1993-94シーズンにアンディ・コール(ニューカッスル)、翌94-95シーズンにシアラーが樹立した、リーグでのシーズン最多得点である34ゴールを超えることだ。

このリーグが22チームで構成されていた時代に生まれた記録に、ハーランドは4試合少ないハンデを背負いながら挑戦することになるが、残り17試合での10得点は、コンディションやパフォーマンスの一貫性が必要とはいえ、十分に可能ではないだろうか。ちなみにプレミアリーグ以前のフットボールリーグ時代を含めた最多得点は、ディキシー・ディーン(エバートン)が1927-28シーズンに挙げた60得点である。

構成●THE DIGEST編集部

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