柄本時生、泉里香、小宮璃央、横溝菜帆が「きみセカ」新作ドラマに出演決定

竹内涼真が主演を務める、極限のゾンビサバイバル「君と世界が終わる日に」。その完結に向けた大型企画となるファイナル・プロジェクトが始動。日本テレビ系で3月19日に放送される完全新作のSPドラマ「君と世界が終わる日に」(午後10:30)に、柄本時生、泉里香、小宮璃央、横溝菜帆が出演することが分かった。

ゴーレムと呼ばれるゾンビに占拠された死と隣り合わせの“終末世界”を舞台に、主人公・間宮響(竹内)と仲間たちが生き残りを懸けた闘いに身を投じる「君と世界が終わる日に」。日本テレビ×Hulu共同製作ドラマとして、2021年1月に日本テレビ系でSeason1の放送がスタートした。続くSeason2はHuluオリジナルとして21年3月から独占配信され、その後、22年2月には金曜ロードショーで「特別編」をオンエア。放送終了後からはSeason3がHuluで独占配信された。主要キャラクターが次々と倒れていく死闘の数々と、Season1から続くラブストーリーの結末が描かれ、人気を博した。

そんな「きみセカ」の新章にして最終章となるファイナル・プロジェクトは、今回の新作ドラマに続き、SPドラマ放送終了後からは、HuluでSeason4が独占配信。さらに、映画化も決定している。

今回のスペシャルで響が旅の途中で出会うのは、柄本演じる“ゴーレムハンター・エース”。トランシーバーで各地にいるハンター仲間と交信しながらゾンビを狩って、世界中を旅している人物だ。手製のわなによってゾンビを倒すことを得意とし、この世界を支配するさまざまな「フラグ」を響に教える。ゲームのヒーローのようなエースだが、後に発覚する彼の本当の姿は、ヒーローに憧れる、ただの元オタクゲーマーだった。実はゾンビを1人でまともに倒すこともできないエース。そんな“最弱”ゾンビハンターは、果たしてこの終末世界を最後まで生き残れるのか?

これまで「きみセカ」シリーズには登場しなかった、コミカルで個性的なキャラクターを演じることになる柄本。出演について「よくテレビや映画などで見ていたゾンビを倒すという作品に出演することができて、とてもうれしかった」と述べ、撮影については「マイナス何℃という、なかなか過酷な撮影現場だったのですが、Season1~3の時はもっと過酷な撮影だったとのことで、ラッキーだったなと思っています」とコメントし、笑いを誘った。

加えて、「主演の竹内涼真くんとはCM以来の共演で、印象は変わらず好青年でした。僕が通っていた学校の場所と竹内くんの地元がほぼ一緒で、遊んでいた場所が似通っていたため、話が盛り上がりました」と撮影時のエピソードを明かした。

また、同じく響が旅の途中で出会うのは、泉が扮(ふん)するキュートなお姉さん系ヒロイン・レイナ。彼女はゾンビに襲われていたところを響たちに助けられ、行動を共にすることになる。レイナが「一ノ瀬リゾート」という生存者の若者たちが集まる施設のうわさを伝えたことをきっかけに、一行はリゾート地を目指すことになる。

泉は竹内との撮影に関して、「竹内さんは現場でも他キャストさんやスタッフさん全員を盛り上げてくださる姿が印象的で、とても頼りがいのある座長でした」と振り返り、今作について「これまでのシーズンとはまた違った魅力がある」と語っている。柄本&泉の“美女と野獣”コンビともいえる新キャラクター2人が、響と共にどのような旅を繰り広げるのか注目だ。

さらに、「一ノ瀬リゾート」で響たちを待ち受けているのは、小宮が演じる一ノ瀬。柵に囲まれたリゾート地に居を構える若者パリピ集団のリーダーで、明るく気さくな性格の彼は、よそ者の響たちを快く迎え入れる。しかし、彼には何か裏の顔がありそうで…。さらに、Season1から本作に出演している結月役の横溝の続投も決定。シェルター「希望の家」の惨劇の後、家族を亡くした結月は、響と共に旅に出る。シーズンを追うごとに強くなっていく結月だが、今回はどんな姿を見せてくれるのか、期待が高まる。

小宮は「ずっと見ていたドラマだったので、出演が決まった時はすごくうれしかったです。竹内さんは子どもの時からずっと見てきた方で、撮影中には竹内さんの作品に対しての愛を肌で感じました。共演者の皆さんと濃い時間を過ごして、自分のお芝居への熱量がこれまで以上に強くなる、素晴らしい経験となりました」とコメント。加えて「一ノ瀬は自分の道を自分で切り開き開拓して、ゴーレムにあふれたこの世界を楽しく生き抜く方法を見いだせた人間だと思います。謎が多いキャラクターなので、ぜひ注目していただけるとうれしいです」とアピールしている。

そして、横溝は「スペシャルドラマのお話をいただいた時、また響と旅に出られる! また竹内さんと一緒にお芝居ができる!と、とてもうれしく思いました。シーズンを重ねる中で、結月と共に私自身も成長し、心身共に強くなったと実感しています。アクションもさらに頑張りたいです。パワーアップし続ける『きみセカ』を、皆さんも楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。

そのほかにも、「一ノ瀬リゾート」で暮らす若者役として、きづき、阿佐辰美、宮下咲の出演が決定。個性あふれる新キャラクターが続々登場し、スペシャルドラマを盛り上げる。

スペシャルドラマの舞台となる「一ノ瀬リゾート」は、荒廃した終末世界に似つかわしくない、華やかなパリピ集団のコミュニティー。豪華な食事と音楽、楽しそうに談笑し、踊る若者たち。柵に囲まれた場所で優雅な生活を送る彼らだが、響たちはそんな安全なはずのリゾート地で、最悪の事態に巻き込まれることに。そこにはパリピ集団の“あるとんでもない秘密”が関係していた――。

シリーズ最大の魅力である本格ゾンビアクションはそのままに、これまでの「きみセカ」とは一味違うコミカルな世界観が展開される。

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