LIVゴルフの世界ランキング適用動向は4大メジャーによる議論に

DPワールドツアーのキース・ペリーCEO(左)とPGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏(右/Andrew Redington/Getty Images)

PGAツアー(米国男子ツアー)とDPワールドツアー(欧州男子ツアー)のトップが男子ゴルフの世界ランキング(OWGR)に関する議論の場を外れたことが23日、分かった。昨年始動した「LIVゴルフ」へのポイント付与を含めたランキングシステムの動向は実質的に4大メジャーの主催者に委ねられる。

DPワールドツアーのキース・ペリーCEOが英紙テレグラフに明かしたところによると、同氏とPGAツアーのジェイ・モナハン・コミッショナーは昨年12月に行われたOWGRの前回の理事会を欠席した。

理事会は他に「マスターズ」の主催者であるオーガスタナショナルGC、「全米プロ」を開催するPGAオブ・アメリカ、「全米オープン」を行う全米ゴルフ協会、「全英オープン」のR&Aで構成されている。ペリー氏は「LIVの申請書を見ていないし、見ていないものに対しては意見しない。私たちはLIVに関して何の影響力も発言力も持たない」と話した。

元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンをはじめトップ選手が多く移籍したLIVは、昨年7月に世界ランキングシステムへの登録申請を行ったが、予選落ちのない3日間54ホール競技は依然として対象試合になっていない。新リーグを率いるグレッグ・ノーマン(オーストラリア)は対立する欧米ツアーがOWGRの統括団体で意思決定を行うことを障壁に挙げていた。

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