今年も大河御膳を 家康にちなみ「葵の御膳」 吉川区ゆったりの郷

 吉川区長峰の温浴施設・ゆったりの郷は、今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」にちなんだ御膳を、同館併設のレストラン味彩で提供している。
 大河御膳は2009年放送の「天地人」から始まり、これで第16弾となる。徳川家の家紋から「葵(あおい)の御膳」と名付けた。

大河ドラマシリーズ第16弾「葵の御膳」

 葵の御紋をイメージしたミニ丼3種(まぐろ丼、ねぎとろ丼、とろろ丼)や家康の好物とされた鯛(たい)の天ぷら、徳川家の家臣・本多忠勝の出身地愛知県の名物であるヒレカツ味噌(みそ)ソース、井伊家の赤をイメージした真っ赤なソースのデザート、家康が作らせたとの説もある奈良漬などを大わんに入れ、バリエーション豊かに並べている。品数が多く量も多いため、仲間と分け合って食べる人も。これまでに約100食が注文され、過去にない人気という。
 同館の市村博美業務課長(59)は「毎年秋ごろになると、来年はどうしようとみんなで考えます。〝チームゆったりの郷〟で案を練って、提供しています」と話す。川村怜(さとし)料理長(40)は「一つ一つにこだわっているので、ぜひお召し上がりを」と勧めている。価格は税込み1780円。
 同館では28日に、午後1時から同4時まで子ども向けにバルーンアートイベントを実施する。入浴利用した人は参加無料。

© 株式会社上越タイムス社