【最強寒波】25日朝の冷え込みに注意 静岡県内全域マイナス12℃以下の寒気覆う見込み…路面や水道管の凍結の恐れ【予報士解説】

<田中健太郎気象予報士>

最強の寒波が本格的にやって来ました。静岡県内では、山沿いを中心に積雪の恐れがあり、平野部でも今シーズン一番の寒さとなる見込みです。

1月24日午後6時15分時点の雨雲レーダーの様子をみると、西から吹く強い風に流されて、静岡県西部や中部に雪雲や雨雲が流れ込み始めています。24日夜は山地でうっすら雪が積もる恐れがありますので、注意が必要です。

そして、平野部でも25日朝は冷えます。寒気の予想をみますと、すでに静岡県内は真冬の冷たい空気に覆われていますが、25日朝にかけて上空1500m付近、マイナス12℃以下の寒気が静岡県内をすっぽりと覆う見込みです。2022年12月のクリスマス寒波を超えるような強い寒気が25日朝にかけて、静岡県内に入ってくる見込みです。

25日朝に気を付けるべきことをまとめました。まず、路面の凍結に注意してください。そして、水道管の凍結にも注意が必要です。マイナス4℃以下になると水道管の凍結に注意が必要ですが、25日朝に静岡県内の予想最低気温は、静岡市井川でマイナス9℃、御殿場でマイナス8℃、浜松市佐久間でマイナス5℃。静岡市街地でもマイナス2℃、浜松マイナス3℃全域で氷点下となる見込みで、マイナス5℃以下の地域やその周辺では、水道管の凍結に注意が必要です。26日朝の方がより寒くなるので油断しないでください。

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