元日本代表MF斎藤学が豪州移籍へ「もう一度新しい挑戦」 2月上旬にもチーム合流見通し

2度目の海外移籍を決めた斎藤(写真は川崎時代の2020年8月)

 サッカーのJ1横浜Mや川崎で活躍した元日本代表MF斎藤学(32)がオーストラリアAリーグのニューカッスルに移籍することが24日、関係者の話で分かった。2月上旬にもチームに合流する見通し。昨季途中から韓国Kリーグ水原でプレーしたドリブラーが、再び海を渡る決断を下した。

 2012年のロンドン五輪に出場し、14年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会のメンバーにも選ばれたアタッカーが、新天地に選んだ先はオーストラリアだった。2度目の海外行きを前に、「もう一度、新しい挑戦がしたい。広がった世界が見てみたい」と関係者に明かしたという。

 昨年10月に開幕しているAリーグで、ニューカッスルは全12チームのうち、11位と低迷。斎藤には起爆剤として、大きな期待が寄せられている。

 川崎市出身の斎藤はJ1横浜Mの下部組織で育ち、08年からトップチームで出場。J2愛媛を経て17年まで横浜Mでプレーし、18年から川崎に移籍した。在籍3シーズンで2度のリーグ制覇に貢献すると、21年から名古屋入り。昨シーズン途中から韓国Kリーグ1部水原へ完全移籍した。昨年末に水原から退団することが発表されており、去就が注目されていた。

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