栃木県内の高校にも脅迫相次ぐ 各校で校内確認、異常なし

栃木県教育委員会が入るビル

 栃木県内の高校計73校に、生徒や教職員に危害を加えると脅す内容のファクスが届いたことが24日、県教委への取材で分かった。

 県教委によると、文書は24日朝、県立校計59校、私立校計14校に届いた。弁護士を名乗る者から指定した口座に300万円を振り込むよう求める内容で、「誠意ある対応をしなければ実力行使になる」などの文言が含まれていた。

 県教委は24日、各校に生徒の安全確保や校内に不審物がないかなどの確認を求めた。同日夕時点で、異常は確認していないという。

 一方、埼玉県、大阪府、徳島県など各地の複数の高校に「600万円を送金しなければ生徒や教員を殺害する」などと書かれたファクスやメールが届いていたことが同日、分かった。いずれも似たような文面で、教員による見回り活動など警戒態勢が強化された。

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