横浜銀行が13年連続首位 神奈川県内企業メインバンク、ネット銀行じわり伸長

横浜銀行

 帝国データバンク横浜支店が神奈川県内企業約7万5千社を対象にまとめた2022年のメインバンク調査によると、首位は13年連続で横浜銀行だった。一方でシェアは低いながら、新型コロナウイルス禍で非対面で利用できるネット銀行が伸長している。

 上位34位は前年と同じだった。横浜銀のシェアは前年に比べて微減したが、全体の2割を維持。270社増の1万5222社だった。2位は4年連続で横浜信用金庫で、192社増の6770社、シェアは横ばいの9.05%だった。

 3~5位はメガバンクが占めた。県勢のシェアは6位の川崎信金7.39%、8位の湘南信金3.47%、9位のかながわ信金3.38%、12位のさがみ信金2.44%、13位の平塚信金2.02%、14位の神奈川銀行1.79%と続いた。

 業態別では、33.88%でトップの信金から27.21%の地銀まで、旧来の金融機関のシェアが一様に微減。一方、ネット銀行など新形態の銀行は3年連続で伸長した。

 同支店情報部の小原僚斗さんは「ネット銀行は低コストで利便性が高く、店舗型から切り替える企業が増えているのだろう」と分析している。

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