1538人が選んだ「2022年 新作映画ベスト」TOP30 1位はぶっちぎりであの作品!

映画レビュアーの茶一郎さんが運営するYouTubeチャンネルで、「ご視聴者の皆様が選ぶ昨年=2022年新作映画ベスト」が発表されました。結果発表動画の書き起こしの形で、トップ30作品を紹介します。

はじめに

昨年から募集をしておりました「ご視聴者の皆様が選ぶ昨年=2022年新作映画ベスト」。集計完了いたしました。今回ご投票いただいた人数は1538人、投票があった作品数は173作品。昨年に増してたくさんの数となりまし た、他の映画媒体のベスト企画と比較してもかなり多い数字ですので、何百年後に良いデータになるんじゃないかと勝手に思っております。本当にご投票頂いた皆様、誠にありがとうございました。

皆様が選んだ一つ一つの作品それぞれが重要ですが、今回はランキングということでまとめさせて頂きます。なお集計形式は昨年同様、お一人様3票のうち、ベスト1に選んだ作品3ポイント、ベスト2は2ポイント、ベスト3は1ポイントとポイント制でございます。皆様のコメント、ご感想と合わせてTOP30作品まとめていきます。今回は「ご視聴者の皆様が選んだ2022年新作映画ベスト」でお願い致します。

30位『ハケンアニメ!』

44ポイント(1位5票)

投票者の皆様のご感想をご紹介致します。それぞれ一部、抜粋していること、表現の誤りや明らかに誤字と思われるものもそのママ引用している事お許し下さい。

めいぷるコロリさん 人を楽しませる仕事って本当に素敵だと感じた。この映画がきっかけで夢だった映画業界に転職することができたので、一生忘れられない映画になった。

29位『ザ・メニュー』

48ポイント(1位7票)

展開予想不可能な食事スリラー。

大和雨さん B級テイストを高尚にまで高めた映画。見終えた後、未来への絶望と希望が同時に襲いかかってくる。あの『セブン』の現代的回答とも言える。しばらく心を失った。

28位『女神の継承』

48ポイント(1位9票)

同ポイントだった場合、ベスト1の票が多かった方の順位を上にしております。タイの最恐フェイク・ドキュメンタリー・ホラーがランクイン。

Danny's Chain Saw Massacre さん ここまで、比較的正面からブン殴ってきて面白いと思えるホラー映画に出会えるとは思っていませんでした。ラストからエンドロールにかけては何とお洒落でスマートな絶望でしょうか。

KS さん 怒涛の終盤はもうただただ早く終わってくれることを切に願いました。 あの絶望感は初めてでしたし、もう二度と味わうこともできないかもしれません。

27位『四畳半タイムマシンブルース』

53ポイント(1位5票)

あの『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』のコラボがアニメ映画化。

ふぉいまるさん 音楽、作画、脚本、すべてが最高の映画でした。この時代に映画館で観ることが出来て幸せ。

26位『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

53ポイント(1位9票)

まるで観る雑誌のようなウェス・アンダーソン新作です。

サマーさん 雑誌のコンセプトを丸々映画に持ってくるというアイディアに脱帽。

茶二郎さん ブダペストホテルを軽々と超えてきた感じに鳥肌がたった。

25位『流浪の月』

58ポイント(1位9票)

『怒り』の李相日監督と広瀬すずさんの再タッグ。

中野さん エンタメ映画の傑作が多かった2022年ですが、一番喰らった映画は『流浪の月』でした。相手を勝手に「理解」することの暴力性とその中で私たちに出来ることの可能性を描ききった本作は、実人生に最もフィードバックをくれる映画でした。

ネコさん 物語としてもとても丁寧に他者性を描きつつ、「誘拐事件の二人の関係性」を他者性と対極の位置におくコンセプトも見事。 しかし一番秀逸なのはラスト。最後に他者性を学ぶ冒険から成長し、二人の関係性を前に進めたラストの美しさ、アツさは邦画随一だと思います。

同率23位『TITANE/チタン』

58ポイント(1位14票)

車に性的興奮を覚える連続殺人鬼が主人公の今年、最も尖ったホラーがランクイン。

ひまさん ビジュアル、音楽、演技、痛みの描写、全てが最高!映像をボディブローのように食らった後の物語の帰結に衝撃を受けた。

ゆきひとさん 2022年鑑賞映画で最も衝撃を受けた作品だったので、TITANEを選びます。

同率23位『ソー:ラブ&サンダー』

58ポイント(1位14票)

MCUマイティ・ソーシリーズ4作目。大作ですが意外にも23位に落ち着き、まさかの『TITANE /チタン』と同順位!

映画館バイト歴1年マン 傷ついた心に向き合わないばかりか、硬い筋肉と鎧で覆い隠してやせ我慢するソーの姿が、地元を離れて進学し、親や親友のいない寂しさ、コロナ禍も相まって新しい縁ができにくい孤独感を抱える自分にどことなく重なりました。

kiyoさん ヒーロー作品であそこまで登場人物の心と身体の傷に触れた上で、自分のしたいように生きるという泥臭い感動を見せてくれたものはないと思いました。

22位『犬王』

62ポイント(1位5票)

ゴールデングローブ長編アニメ部門にサプライズノミネートされました。
湯浅政明監督の新作はエレキ琵琶ミュージカル。

青木玄さん 湯浅ワールド全開! 力強い劇中歌はもちろん、ツッコミどころ満載な点をひっくるめてクセになって離れない良作品でした。

もさっちさん 奪われた者。虐げられた者。忘れられた者たちの熱き存在証明に心震えました。

21位『私ときどきレッサーパンダ』

64ポイント(1位9票)

ピクサー新作!配信スルーとなってしまった不遇な一本でしたがランクイン

しいさん トレーラーは子供向け映画の印象を持ちましたが、鑑賞してみると一転、大人の女性が思春期を思い返し共感、親目線でも共感できる映画だったと思います。これほどまで女性の目線を取り入れた作品はまだ少ないと思います

あやかさん 人生の半分以上を何かしらのオタクとして生きている私にとって、自分を見ているようでした。好きな対象に向けてのリアクションや、無理をしてでも会いに行きたい気持ち、とってもわかるよー!!と画面の中に入って一緒に共感したい気持ちでした

ということでスピーディですが、TOP21~30作品までご覧頂きました。どうしても多数決の結果になりますので、小規模公開作品はランクインしづらいのかとは思っていましたが、大作に負けず小規模公開作品が入り混じっている印象です。しっかり大作だけではなく、小さな映画もご覧になっている、このチャンネルの視聴者らしいランキングだなと思いました。続いてTOP20作品どんどんと参ります。

20位『ケイコ 目を澄ませて』

69ポイント(1位12票)

聴覚障がいを抱えながら活躍した実在のプロボクサーの日常を描く。小規模公開かつ、年末公開ながらここにランクインという、しっかり傑作を拾って頂いている印象です。

かわらさん 引き算を突き詰めた極めてシンプルな演出ながら、各登場人物の実在感で物語に圧倒的な強度を持たせていた。

にぬさん ボクシング映画の王道ストーリーに依存せず、一人の女性の心情の機微と、コロナ以後の変化する現代社会を16mmフィルムに活写してみせた傑作!!!超泣きました。

きゃしゃ~ん さん ハンディキャップを抱える社会を描く視点がフレッシュで、ボクシング映画の傑作であり、東京下町(東京右半分)映画の傑作であり、これがコロナ時代を代表する映画となったと確信したからです。ずっと観ていたいし、歴史に名を残す作品とはまさにこれなんだろうなぁ~と悶絶していました。

同率18位『ベルファスト』

71ポイント(1位12票)

昨年アカデミー脚本賞を獲得した監督ケネス・ブラナーの自伝的映画。

O23さん 映画本来のチカラである観た人の心を幸せで満たすって役割を果たした作品

コクワさん 基本モノクロの画面でありながら、作品内に登場する映画をカラーで見せる演出に心を打たれました。 辛い記憶であるはずの物語が、自身が愛するカルチャーによって美しい物語に昇華される様子がとても愛おしかったです。

同率18位『ONE PIECE FILM RED』

71ポイント(1位12票)

説明不要、昨年国内で特大ヒットを飛ばしたアニメ作品が何と18位という結果です。

出世したいさん 「好き」で選びました。 ドルビーアトモスのadoさんの歌声と終盤の展開だけでもお釣り払いたくなるくらい最高の作品でした。今作は特に「一番楽しめる環境が映画館」系の作品なので、今からでも見に行く価値はあると思います!

くれよんのおとーさん さん 映画ファンからの評価が案外低く悲しいのですが、「ジャンプ作品」「ワンピース」「アニメ映画」 「世界コンテンツ」「音楽映画」として求められる方程式の解を見事に導いた作品だと思います

17位『わたしは最悪。』

78ポイント(1位16票)

こちらもかなり小規模公開作品でしたが逃さずランクインです。
作品の性質かもしれませんが、ご自身の人生と作品を重ねるアツいコメントが多かったです。

タコライス野郎さん 今年ベストでありオールタイム・ベストです。自分自身のコントロール出来ない感情、人生というものの不確かさを描いた物語。「正しく生きるなんて無理だから、せめて正直であって、最悪な 自分を肯定してあげて」そんなメッセージが感じられる物語に。自分を信じて突っ走る最高で最悪な主人公に涙が止まらなかった作品です。劇場で泣きすぎて足が震えてました。

しろみさん 「ああ、僕の映画だ」「僕を肯定してくれている」と涙を流したのは本作だけでした。

海水さん 映画ではじめて泣きました! ユリヤと年齢は違うものの人生で何度かぶち当たる壁でありモヤモヤで、掴みどころのない(主人公っぽくない)ユリヤが好きでした! 失恋をした時の心がギュッと傷む感覚に何度も襲われる本当に恐ろしい映画体験でした…

16位『さかなのこ』

87ポイント(1位18票)

ただのさかなクンさんの自伝映画と思うなかれ!しっかり上位にランクイン。

Moonlightさん まるで絵本の世界を映像化したような、心温かく優しい本作。 仕事が忙しく、自分の人生を生きることを何度も諦めた私にとっては、ミー坊の純粋でまっすぐに生きる姿、そしてミー坊のありのままを受け入れてくれるお母様の言葉に何度も何度も涙しました。 もっと楽観的に「好きなこと」を貫いて生きてもいいのかもしれないと思えた、私の心を救ってくれた作品の一つです。

臭う服で二往復さん 大傑作。好きを好きでい続けることの難しさと尊さについての映画。一人の好きが周囲に伝播し、それぞれの中で強化されていく過程が堪らなく愛おしい。

どんぐりの向こう側さん 周りの人達は変わっていくなかで、みー坊は変わらず魚を好きで居続けている。自分は好きであることに対して嘘をついているのではないか?もっと自分の人生を見つめ直さなければいけないと思う映画でした。

15位『カモン カモン』

94ポイント(1位18票)

ホアキン・フェニックス主演新作が15位、上位にランクインです。

ふじさきりようまさん 大人になるにつれて、自己防衛の為に幾重にも覆い被さった心の膜を一枚、一枚優しく剥きながら、裸の心で対話する事を今一度思い出させてくれた素敵な作品でした。

ポチ山さん 生活の楽しさ、人生の豊かさを思い出す映画でした。ままならない、手に負えないことも起こりますが、目の前の人とただ関わる時間を大切に、自分の人生の時間を過ごすことを愚直に行いたいなと思いました。

14位『さがす』

99ポイント(1位14票)

今年1月に話題になりました、こちらも予測不可能な展開を見せるサスペンス邦画

のうぐさん シリアスなとこやコミカルなとこ色んな要素やテーマがめちゃくちゃバランスよくて最高でした。岬の兄弟も鑑賞しましたがこちらも素晴らしい作品、片山監督の今後のご活躍、期待大です。

うなじゅうさん 最初のこれはただことではない映画が始まりそうだぞという感じ。中盤のさがす展開も見事でしたが、何よりすべてをさがし終えた、知った後で魅せる・聴こえるあのラストには、私を映画の沼へと引き込んだ【母なる証明】の時と同じ「何の涙なんだよ...」という感情が迷子な涙が溢れてきてシアターを出た後も映画館に30分くらい呆然と座っていたことを覚えています。

13位『ちょっと思い出しただけ』

114ポイント(1位18票)

かなり2022年を代表する邦画の良作・傑作が並んでおります。

かすみさん 普段、複数回映画を見ることは滅多にないのですが、この”ちょっと思い出しただけ"は今でも何回も鑑賞するほど大好きなので1位にしました。

敗因はメモリの無駄遣い♡ さん 恋愛経験があれば誰にでも訪れる「ちょっと思い出す」瞬間。それを上手く映像化した作品だと思います。じわじわと毒のように効いてくるので、観終えて時間が経った今でもうっとりする事があります

フライパン さん 特別な人との愛おしすぎる時間も失恋の悲しみも、次第に薄れていずれは数ある記憶の一つと なってしまうし、否が応でもなんてことない毎日は繰り返されていく。ポジティブに開き直って前を向くようでもあり、冷たく突き放したようでもある。そんなラストシーンの余韻が叩きつけてくる "限界" の様なものこそが、今作が特別な一本である理由です。

12位『シン・ウルトラマン』

131ポイント(1位16票)

これも昨年の話題作でした。『シン・ゴジラ』に続く樋口真嗣監督×庵野秀明総監督による特撮リブート。

ケヴィン•バラ肉 さん ウルトラマンは今年1番泣かせてくれた映画であり、幼い頃の自分へのアンサーのような作品でした。

とかのくん さん まさに日本の特撮、サブカルチャーの結晶! それを愛し継承していく円谷プロと樋口監督と庵野さんの強い意志を感じました!

チャンネル•ケン さん この映画の冒頭が、自分にとっては一番満足できる場面でした。

DA PANDAさん ウルトラシリーズ55周年にシリーズの集大成を見る事ができて最高でした。

11位『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』

150ポイント(1位14票)

サム・ライミが監督に起用された事で話題になりました。MCUドクター・ストレンジ単独作二作目がランクインです。

まきはる さん 散々めちゃくちゃなことをやって楽しませてくるくせに、最後には自分が歩んできた人生の肯定をしてくれる優しさがこの映画の好きポイントです。

hiro-mixture さん 事前の予想や考察をいい意味で裏切りまくったあげくに、マルチバースという設定を存分に生かした極上のエンタメとして仕上げられていて非常に満足感が高かった。また、完全なサム•ライミ映画にもなっているところもさすがの一言。

すけろく。 さん もうMCU疲れなのか楽しめない作品もチラホラ。そんな中、なんでこんなに楽しくて怖い映画作れんの!?!サム•ライミ監督恐るべしな作品。

TOP11~20作品ご覧頂きました。「FILM RED」、『シン・ウルトラマン』、『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』と大作、話題作が並ぶ間を縫って、昨年を代表する小さな、渋めの傑作・良作が並んでいるという…かなりこのチャンネル特有のランキングになっているんじゃないでしょうか。
大作・話題作、ベスト1票がそこまで多い訳ではないんですが、ベスト2、ベスト3票を稼いで上位にランクインしているという感じでした。
残すところTOP10になります。

10位『ブラック・パンサー:ワカンダフォーエバー』

184ポイント(1位25票)

出ました!主人公を演じたチャドウィック・ボーズマンが逝去された後、どう続編を作るのか?大変話題になった作品でした。

TAKA1111 さん どれだけ心に刻まれたかだけで映画を評価するのであれば、この作品が間違いなく人生で一番です。映画という括りでは語りきれない、永遠に心に刻まれる名作。

ラマ さん 本作でチャドウィックボーズマン=ブラックパンサーという描き方を貫いたことで、俳優たちの幻肢痛のような喪失感を観客も追体験し、感情移入がしやすい作品だったと思います。 未だ戦争が行われているこの世界で、少しでもこの映画が人々の心に刻まれる作品となる事を祈ります。

うーらん さん 劇中の出来事に泣いているのか現実の出来事に泣いているのかの境界がわからなくなる、こんな体験は二度とできないと思います。哀悼とリスペクトに溢れた素晴らしい映画でした。

街角Butterfly さん リアル世界でも起こっている『怒りの連鎖』について考えさせられる作品でした。 先代のチャドイックが選択した多くの『赦すこと』の意味を、彼がいない世界で改めて感じました。

9位『すずめの戸締まり』

198ポイント(1位25票)

こちらも昨年大ヒット!新海誠監督最新作にして、東宝タッグ最後の作品、三部作の最後の一本が9位にランクインしました。

ハビ丸さん 批判も多いですけど、新海誠自身の軌跡をこうして目の当たりにできたことが何より良かったです。震災描写もこれまでの作品を踏まえると、描くのは必然だったのではと感じます。

ゆうぱおさん 自然災害がついて回る日本という国でこれまで生きてきた、これからも生きていく僕たちに向けた映画だと思っています。あまりにも重たいテーマを描くにあたって、「君の名は」から続くプ レッシャーがあるだろうにも関わらず、老若男女全てが楽しめる事を目指した大衆エンタメとしてこの作品を描ききった監督は、本当の意味で日本を代表する映画監督になったと感じております。

あるふぁさん 今だからこそ、アニメ映画だからこそできる、新海誠の挑戦がつまった作品。 つらいこと、悲しいことがたくさんあっても、それでも前を向き続けて生きていこう。そういったメッセージがつまった映画

レオさん 今回震災についての内容でしたが、すずめがある人(ネタバレのため改変)に言ったセリフが今コロナ禍で苦しんでいる観客に言ってるように感じました。

8位『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

228ポイント(1位28票)

説明不要『アバター』13年ぶりの続編。日本を除いてですが、全世界では昨年公開された作品で興行収入のトップの作品になる見込みです。

しん さん これこそまさに"映画体験"。"鑑賞"ではなく"体験"なのだと思わされる作品。

ひめりんご さん 海、海、海!丁寧にパンドラの海の生物、世界を描いてくれて大満足でした!

シバちゃん さん 映画館体験の古くも新しい形を圧倒的なパワーで見せつけたから。コロナ急性期の終わりを象徴するような作品だったと思う。

サッカーと映画観るのがすき さん 何しろ凄まじい映像体験、没入感。 もう何が実写で何がCGなのかよくわからない。一応エンタメとしては映画のカテゴリになるけど、映画というより仮想空間アトラクション。しのごの言わずなるべくいい劇場で鑑賞するべき。

7位『NOPE/ノープ』

278ポイント(1位41票)

今最も新作を期待されている監督ジョーダン・ピールによる、まさかの大スペクタクル映画が7位にランクインです。

ハムカツ太郎 さん 映画を見終わった後に、考える余白が多い映画でもあり、余韻も含めて今年で1番考えた映画となりました。

パウケン @NeruPerc14 さん 見ること、見られることという現実に存在する事象と映画撮影と鑑賞を絡め、さらにホラーに昇華させたというところが好きです

うみんつ さん 見たことないものを見せてもらった TENETを初めて見た時の興奮に似ている

ニューロマン さん 映画業界への賛美と批判、動物/黒人差別など、相変わらず鋭いメッセージを発しつつ、SFホ ラーと西部劇、様々な映画へのオマージュを全部ぶち込んだ作品で、物量と文脈が増えすぎた現代エンタメをここまでまとめ上げていることに感動しました。

はねひつじ さん ホラーと西部劇の最高のマリアージュ!ショービジネスの残酷さを描きながら単純に消費されるだけでないものを見つめているOJの瞳が最高でした

6位『THE FIRST SLAM DUNK』

283ポイント(1位44票)

色々な意味で話題になった作品。アニメ作品としては本作がランキングトップとなりました。もう皆さんのコメント、全てに「!」が多い。もうそれが作品の美点を語っている気がします。

ハムカツ太郎 さん 映画を見終わった後に、考える余白が多い映画でもあり、余韻も含めて今年で1番考えた映画となりました。

カラス さん 映像、音楽、脚本、全てが完璧。 本当の試合を見てる感じで心がアツくなった

ジョニィ さん 何度も感想を言語化しようとしても、作中同様多くの言葉は必要ないなと思ってしまいます。ただ一言、最高。

もぎじゃーく さん 2022年最後にアニメーション映画、ひいては日本映画史にその名を刻む映画を劇場で体験できた喜びは何ものにも変えがたいです。

ととちゃん さん 井上雄彦先生が様々な作品づくりと人生経験から辿り着いた真解釈スラムダンク! ただ原作をなぞるだけではなく新たな視点を加えたストーリー構成は見事としかいいようがない!

岡部竜弥 さん 最高です!!あいつらが!試合をしてるんですよ!?本当に!!! 想像で埋めることしか出来ず、アニメでもコミカルに描かれ省かれていた「バスケ」が、完璧に描写されているんです!!! 演出的誇張を極端に省きながら、それでいてここぞと言う時には物語的なカタルシスを生み出し、僕らを作品の中で「バスケの試合の観客」にしてくれる最高の作品です!!

5位『THE BATMAN -ザ・バットマン-』

391ポイント(1位64票)

本作から一気にベスト1の票数が多くなってきています。説明不要。あの“バットマン”再びの映画化はまさかのサイコスリラー。

リモコンてんこ盛り さん 間違いなく生涯ベスト映画です。あまりにも衝撃的で、この作品のパワーに飲み込まれそうで、これを初めて観た日から1ヶ月はこの映画の世界観に浸ってしまっていました。あまりに浸ってしまって日常生活に支障が出るほどでした。

けに さん CMがジョーカーの雰囲気に似ているという安直な理由から見に行った映画でしたが、それ以上の衝撃でした。昨今の現実を反映するかのようなゴッサムシティを描きつつも、ブルース•ウェインが復讐者からヒーローになっていく過程をきちんと見せる映画の作りには感動を覚えました。

しまもん さん ダークヒーローであるが、どことなく怒りや悲しさや虚しさなどの感情が落ち着いたサントラとも相まって上手く描かれており、DCのこれまでの作品群とは関係なく、一本の作品としてのクオリティが高い。

たろ。 さん 「ダークナイト ライジング」以来、バットマンへの熱が完全に冷め切っていた私にとってこの作品は凄まじい衝撃であり、この深い黒にひたすら溺れていたいとすら思いました。

テンリングスよりプロテイン さん 暗くジメジメとした、我々視聴者が求めてきた「バットマン」が今作では見事に表現されていて劇中何度も「そうそう、これだよこれ!」と頷いてしまいました。

ミナミ さん 今年見てきたアメコミ映画の中でいちばん面白かった。 最近のアメコミ作品がクロスオーバーやカメオに力を入れ過ぎて飽き飽きとしている中やっと現れた単独作品 ダークナイト三部作とは違う新しくもあるが、懐かしいドラマシリーズやコミックスのようなバットマンの世界観を見せてくれたことに感謝

4位『Coda コーダ あいのうた』

598ポイント(1位78票)

はい、ここで「コーダ」でした。昨年アカデミー作品賞をサプライズ受賞。昨年最も多くの観客の涙を奪った作品だったのではないでしょうか。 頂いたコメントからも涙が溢れていました

N さん 今年ナンバー1、そして人生ナンバー3の映画です

そらまめ さん 家族の絆と表現豊かな歌に心が震えた!

怠け者の鼻血 さん 心の奥に温かく残る映画として今年のベスト1かなと思いました

OMC さん 主人公の歌う声に何度も涙しました。そして顧問の先生の指導を受けると、歌声がガラリと変わるという演技には驚きました。 今年のベストはダントツでこれです。

たら さん 人生で1番泣いた映画になりました。 中盤の、劇場でだから味わえる「静寂」のシーン いろいろな感情が入り交じり、本当に素晴らしい体験でした。

さぁここからTOP3になります。いきます。

第3位『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

941ポイント(1位159票)

2022年1月初めの一本にして話題というか、劇場が拍手喝采で、お祭り騒ぎになっていましたね。今思い返すと2022年最高の映画初めを与えてくれた一本でした。 感想もアツいです。

メガネうさぎ さん こんなにも1つのシリーズの映画を見続けていて、良かったと思えた作品はないなと感じました

じゅわ。 さん 映画業界に革命をもたらしたと思います。 トムホ版ピーターはもちろん、トビー版ピーター、アンドリュー版ピーターのそれぞれの物語を 我々はすでに知っているからこそ、感情移入がスムーズにでき、今までの映画では体験できなかった形での感動が出来ました。

17歳 さん 「上の世代の責任を必然的に背負う」「他者の価値観に染められてしまう」「大人の複雑さに苦しむ」 というこの三部作のピーターと非常に似た悩みを抱えて生きてきた私が感動したこと。スクリーンで私と同じ17歳の彼が奮闘する姿に胸を打たれたこと。それだけで十分なんじゃないかなと思いました。

なほ さん 初めて見た時の感情はもはや言語化不可能。小学生の頃サム•ライミ版スパイダーマンを見て育ち、高校生になってアメイジングスパイダーマンを見て、社会人になってMCUスパイダーマンを見て来た世代の私にとってはもはや人生ベストの映画です!

ビッグカツ さん 公開時3日連続で劇場鑑賞してしまった本作。自分にとっては特別な1本、最高のヒーロー映画でした。 傷を負った主人公に同じ傷を負った者達が静かに寄り添う場面。変えられない過去を乗り越えて、それでもヒーローとして他者を救う場面。もう涙が止まりませんでした。そして、最後に孤高のヒーローとして再起するスパイダーマンの力強さ。完結編であり、真の誕生譚でもある最高の締めくくりだったと思います。 また夢を見せてくれMCU!!

クロイヌ6号 さん 実写スパイダーマンの映画を全て観て育って来た者として、最高のファサ映画(文字ママ)であり実写スパイダーマンの集大成の名作 初見で観たときの感動は忘れられません

第2位『RRR』

1143ポイント(1位237票)

日本で公開されたインド映画の興行収入堂々の1位!昨年末を盛り上げた大娯楽作が、他の作品と比較するとそこまで公開規模も大きくはなかったんですが、2位にランクインです。

煎餅スキー さん 全てにおいて、圧倒的に楽しくて、正に映画を"体験"した3時間でした 今年は特に面白い映画が多くて困りましたが、この作品には心底、心奪われました!

ごまだんご @ggggomaddango さん 見るだけでテストステロンが上がるアクション、演出の数々に心が躍る。男たちの肉体、女優の美しさ、一糸乱れぬダンスシーン。全てが最高。こんなに楽しい映画は早々ない。長いけど、何がなんでも映画館で見るべき。

きょん @KYON_kurumadori さん 評判の良いこってりラーメン屋の新作を食べに行ったら、トッピング全盛りな上にマシマシだったみたいな作品。 引くことを知らない至高のエンタメ映画でした!

ギターマン さん RRRは血湧き肉躍る最高の映画体験でした! 15回リピートしました。

take-san たけさん さん あり得ないアクション、熱い友情、圧政に立ち上がる民族のパワー、そしてダンス! 馴染みのないインド映画の凄みを魅せてくれました。3時間ずっと面白い。何より観終わっての気持爽快感。

アプリコット さん 楽しすぎて涙が止まらない... そんな映像体験は私にとっては久々でした! この映画はもうずっとピーク。INTERVALの表記を見て「ここにきてまだクライマックスが残っているだと!?」と初めて鑑賞した時は慌てふためきました。

ロンダガ!さん 最初から最後まで「エンターテイメント」で埋め尽くされた神映画!アクション、友情、ダンス、メッセージ性…それら全てが高純度で存在している神映画! 本当にとんでもない映画でした…普段映画を観ない人も見てほしい一本でした。

鰤鰭 さん(ぶりひれ) こんなに恥ずかしげなくケレン味に満ちたショットに溢れた映画も見たことがなく、事あるごとに画面両端からの飛びかかりスローモーション、サーチライトが後光になるなんて見たことな い!いちいち演出や話運び、斬新なアクションのアイデアにニヤニヤしっぱなしの傑作でした!

まか さん RRRは私の映画人生を大きく変えました。もうナートゥをご存知になる前には戻れません。映画って楽しい!面白い!をとことんつきつめているこの作品にはとても大きな衝撃を受けまし た。見た人の感情を動かすのは設定や展開よりも登場人物の感情であると思えました。今年、この作品に出会えたことをとても幸せに思います。

第1位『トップガン マーヴェリック』

1909ポイント(1位405票)

そして栄えある「ご視聴者の皆様が選ぶ2022年新作映画ベスト」第一位は『トップガン マーヴェリック』!

Ryo さん 劇場映画の最高傑作 これを超える劇場体験が今後出来るのかと心配になるほど素晴らしい作品。ありがとうトムクルーズ!!

ジェフゴールドブラムハウス さん 2022年素晴らしい作品はたくさんありましたがこの1年日本の映画業界を牽引した作品といえばトップガンかなと思いました! 前作との連続上映も含めて5度映画館に足を運び鑑賞したのも今年ベスト1に選んだ一つの理由です。

あすにーと さん 圧倒的な視聴体験。 正直、トムすまんかった。やっぱあんたは最高だ。

経理部員 さん 「え、この映画5月公開ですか?」というほどの大ヒットロングラン。 映画を救う男、トムクルーズと一緒に叫びたい、「映画館は絶滅しない!」。

つよぽん さん これに勝る映画が今年あったろうか。1年通して3回見て3回涙した映画はこれだけです。

ゴリラさん さん 映画に命を賭けた男のドキュメンタリー的一本!トムクルーズと共に頑張りたいと思えるような作品でした! また、無理に若くあろうとしない、次の世代に引き継ぐトムの姿に寂しさと強い感動を覚えました!!圧倒的一位です!

Mitsuki さん 2022年は「映画体験」ができる作品が多く濃い映画が多かった印象ですが、やはり「トップガン マーヴェリック」には度肝を抜かれてしまい、圧倒的今年ベスト映画でした。こんなに”映画”というものの力を信じている人がいるかと。彼にしか成しえない、永く映画に愛されたトム•クルーズにしかできない映画だったと思います。本当に震えました。今、思い出すだけで泣けてきます

たーきー さん 映像や演出、この作品を撮るための過程の凄さは多くの人が言及しているので、ここでは割愛するとして。作品としてまず至極。間違いなく至極。 王道中の王道の展開にも関わらず、だがそれでいい!と真っ向からぶん殴ってくる作品。王道嫌いでも受け入れざるを得ない圧倒的な力強さが堪らん。 この作品が映画史に残る傑作たる所以は、主人公マーヴェリックを通して描いているトムクルーズの生き様よ! 昨今の、技術の進歩によるCG撮影、コロナやサブスクの台頭による映画館離れ、消耗品のように消費されていく作品、そんな映画界を憂い、トムクルーズ自ら先陣を切って、まだまだ映像体験は終わらせない。 そんな強い想いが伝わってくるまさに最高な映像体験でした!

景良 さん 前作をリアルタイムで観たという親と鑑賞しました。面白さや完成度の高さは言わずもがなですが、親と当時の思い出を聞きながら映画の話ができたという点でも、自分の中で楽しく多幸感に満ちた体験になりました。ありがとう、トム•クルーズ!

やび太朗 さん 久しぶりに母と映画を観に行きました。 初めてトップガンマーヴェリックを劇場で観た時『これは母を劇場へ連れて行かないと後悔す る』と思い、帰り道に久しぶりに連絡をして翌週一緒に観に行きました。結果は絶賛の嵐。久しぶりにあんなに長く親子で会話をしました。改めて、映画の力はすごいな…こんなにも人を笑顔に出来るんだな…と感じた今期1番の作品でした!

ということで、以上ご視聴者の皆様が選ぶ「2022年新作映画ベストランキング」でございました。上位は昨年の代表するヒット作品が並ぶ中、2位のRRはヒットはヒットですが他の作品と比べるほどの大ヒットではないという中、皆様の熱量でここまで上位に食い込んでいました。そして1位はとても感動的なコメントをたくさんいただきましたが、親世代から子供世代と世代を超えて愛された圧倒的な映画体験『トップガン マーベリック』ということで、今や一部のシリーズを除いて、洋画はそこまで日本ではお客さんが入らないという現状ですが、その中特大のロングランヒット、しっかりパワーのある作品はヒットするぞということを証明した、2022年を表す1本だったというふうに思います。

投票いただいた皆様、本当にありがとうございました。今年もベストをやりたいと思いますので、1年間たくさん映画をご覧いただいて、皆様なりのベストを決めていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。今年も良い映画に出会いますように。


茶一郎
最新映画を中心に映画の感想・解説動画をYouTubeに投稿している映画レビュアー

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